【柔道】斉藤立「負けて自信が付いた試合は初めて」絶対王者リネールを追い詰め手応え
2024年04月02日 22:33
柔道
残り30秒、勝ち急いだばかりに「崩しをつくらず掛けてしまった」と不十分な組み手からの内股を返されたが、組み手などの対策は「ドンピシャにはまった。向こうの技も怖くない」と自信を示した。
男子日本代表の鈴木桂治監督は、意気揚々たる愛弟子に対し「あれが王者。差はまだある」と冷静だが、「(本人の)前向きな気持ちは大事」と目を細める。斉藤は日本代表監督や強化委員長を歴任し、自身を育ててくれた斉藤仁氏の次男。亡き恩師を託されている立場の監督も、「預かった以上は世界王者、五輪王者にする責任がある。獲れる選手だと思う」と師弟一丸となってパリで大輪を咲かせる覚悟を示した。