【体操】橋本大輝「世界一を獲るために」内村航平以来4連覇も慢心なし

2024年04月14日 19:15

体操

【体操】橋本大輝「世界一を獲るために」内村航平以来4連覇も慢心なし
<第78期全日本体操個人総合選手権>男子決勝、表彰式で笑顔を見せる橋本大輝(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【体操・全日本個人総合選手権最終日 ( 2024年4月14日    群馬・高崎アリーナ )】 パリ五輪代表2次選考会を兼ねて行われ、男子決勝は東京五輪2冠の橋本大輝(22=セントラルスポーツ)が合計176・164点で内村航平以来7人目となる4連覇を達成した。ただ一人、五輪切符を手にしている王者が、シーズン初戦で課題を見つけた。
 床運動、あん馬、跳馬で15点台を連発し、自身初の合計89点も視界に入った矢先、アクシデントがあった。5種目目の平行棒で両腕がつり、最後の鉄棒では着地で大きく乱れるミスがあった。「前半までは良かった。後半バテたのは今後の課題」と喜びはなく悔しがり「常に世界一を獲るために練習している。NHK杯ではさらにいい演技をしたい」と切り替えた。

 同じ経験があり「つり癖が治らないのがパリへの課題」と言い、スポーツドクターらに相談したが「いろいろ聞いたけど、難しい」と明かす。「つっていても、できるようになればいい」と割り切るのが現状だが、「脱水症状だと思っている」とこまめな水分補給を心がけるなど対策を練っている。

 「冬場組み立ててきた練習が良い意味で積み重なってきた」と一定の収穫も得たパリイヤー初戦。「課題が残るのは良い。反省になる。NHK杯はパリ五輪前最後なので、体力面の課題を解決したい」と慢心はなかった。

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