若乃花 曙さんと最後の別れ 葬儀参列で「立ち上がってくれと思った」と沈痛「言葉で表せない存在」

2024年04月14日 19:35

相撲

若乃花 曙さんと最後の別れ 葬儀参列で「立ち上がってくれと思った」と沈痛「言葉で表せない存在」
1995年大相撲秋場所 曙を押し出しで破った若乃花 Photo By スポニチ
 54歳で死去していたことが11日に分かった大相撲の元横綱・曙太郎さんの葬儀が14日、都内の斎場でしめやかに営まれた。同期生のタレント花田虎上(元横綱・若乃花)が参列し、故人をしのんだ。
 
 「花の六三組」として1988年3月場所で初土俵を踏んだ同期でありライバルだった。悲しみをこらえながら報道陣の取材に応じた花田は「立ち上がってくれと思った。友でもあるし苦しい時から一緒にいたライバル。言葉で表せない存在ですね」と無念の思いを語った。

 生前には曙さんの出身地であるハワイで同期全員で会おうと約束していたという。「年取ってからハワイで会おうって話してたけどかなわなくてつらかった。(顔を見て)つらい状態だったから解放されて、ゆっくりしてほしいです」と話し、故人を追悼した。

 曙さんは1969年5月8日生まれ、アメリカ・ハワイオワフ島出身。花田虎上、貴乃花ら「花の六三組」として1988年3月場所で初土俵を踏み、90年9月場所で新入幕。93年1月場所で13勝2敗で優勝し横綱に推挙され、3月場所で外国人力士初となる第64代横綱として土俵を踏んだ。幕内優勝11回。横綱在位中の1996年4月に日本国籍を取得。2001年1月場所で引退し、03年にK-1出場を表明。プロレスラーとしても活躍した。

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