【さいたま巡業】雷親方の長男、甲山親方の次男…埼玉栄から琴ノ若らに続く2世力士の誕生に期待

2024年04月15日 07:50

相撲

【さいたま巡業】雷親方の長男、甲山親方の次男…埼玉栄から琴ノ若らに続く2世力士の誕生に期待
<春巡業さいたまスーパーアリーナ場所>ぶつかり稽古で翔猿の胸を借りる、雷親方(元小結・垣添)の長男で埼玉栄高2年の垣添玄空(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春巡業が14日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われ、埼玉栄高校の相撲部員6人がぶつかり稽古で関取衆の胸を借りた。
 稽古に参加したのは、昨年の全国高校総体団体優勝メンバーの斎藤忠剛(3年、主将)、鮫島輝(3年)に山田晴ノ介(3年)、垣添玄空(2年)、中澤睦士(2年)、田宮愛喜(1年)を加えた6人。同校OBの幕内力士6人にそれぞれ一人ずつ胸りた。

 斎藤忠剛は甲山親方(元幕内・大碇)の次男で幕下・若碇(19=伊勢ノ海部屋)の弟。田宮は元大関・琴光喜の長男。垣添玄空(はるく)は雷親方(元小結・垣添)の長男。中澤睦士(むさし)は幕内格行司・木村秋治郎の長男。埼玉栄からまた、大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)や幕内・王鵬(24=大嶽部屋)らに続く2世力士の誕生が近い将来に実現しそうだ。

 最初に土俵に上がり、幕内・妙義龍(37=境川部屋)の胸を借りたのは斎藤忠剛。さいたまスーパーアリーナの大観衆の前での稽古に「いつもと違った感じ。こんなことはめったにないので楽しかった」と振り返った。

 大トリで土俵に上がった垣添玄空は、幕内・翔猿(31=追手風部屋)の胸を借り「重いですね」と感想を述べた。相撲を始めたのは高校入学後でわずか1年しかたっていないが、3月の全国高校選抜大会100キロ級で8強入り。昨年の夏休みで実家(雷部屋)に帰省した際には十両・獅司に胸を借りるなど、充実した稽古で急成長を遂げた。父は元小結、母は女子相撲(当時の名称は新相撲)の元全日本王者という最強の遺伝子を持つ逸材。「将来は雷部屋に入門して大相撲で活躍したい」と大きな夢を語った。

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