元横綱・曙さんの葬儀・告別式 ハワイの歌で明るく見送り…元高見盛の東関親方は出棺時に涙

2024年04月15日 16:14

相撲

元横綱・曙さんの葬儀・告別式 ハワイの歌で明るく見送り…元高見盛の東関親方は出棺時に涙
<曙太郎さん・葬儀>出棺を見届けるクリスティーン麗子夫人(左から3人目)ら家族と東関親方(右端)(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 54歳で死去していたことが11日に分かった大相撲の元横綱・曙太郎さんの葬儀・告別式が15日、都内の斎場で営まれた。
 前日の通夜に続いて、日本の一般的な葬儀とは形式が異なるハワイ式。お経や焼香、戒名はなく、100人以上の参列者は一人ずつカーネーションを献花。フラダンスや歌が披露され、明るい雰囲気で故人との別れを惜しんだ。

 出棺の時には、曙さんと15年以上の付き合いがあるというハワイ出身の歌手・カーラニ・ポーマイヘアラニ氏が黄色のアロハシャツ姿で独唱。「天国へ、神様へよろしくと伝える」意味を持つ「ノー・ライラ・ホッイ」という曲で見送った。
 この日、相撲界からは弟弟子でかつて付け人も務めていた東関親方(元小結・高見盛)が参列。出棺時には涙を拭う姿が見られた。

 曙さんは1969年5月8日にアメリカ・ハワイオワフ島で生まれ、18歳で来日。同郷の元関脇・高見山が師匠を務める東関部屋に入門し、のちの横綱・若乃花や貴乃花らと同じ「花の六三組」として1988年春場所で初土俵を踏んだ。93年初場所後、外国出身として史上初の横綱に昇進。96年4月には日本国籍を取得し、本名を「ローウェン・チャド・ジョージ・ハヘオ」からしこ名と同じ「曙太郎」に改めた。計11度の幕内優勝を果たし、2001年初場所限りで現役を引退。03年11月に日本相撲協会を退職し、格闘家に転向。03年大みそかのボブ・サップ戦でデビューし、05年以降はプロレスでも活躍した。17年4月からは入院生活が続き、今月11日に亡くなっていたことが分かった。

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