【レスリング】グレコ77キロ級の日下尚が世界王者下しアジア選手権制覇 パリ五輪へ弾み

2024年04月15日 23:24

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【レスリング】グレコ77キロ級の日下尚が世界王者下しアジア選手権制覇 パリ五輪へ弾み
日下尚 Photo By スポニチ
 【レスリングアジア選手権第5日 ( 2024年4月15日    キルギス・ビシケク )】 男子グレコローマンスタイル77キロ級で、パリ五輪代表の日下尚(三恵海運)が3試合を勝ち抜き初優勝を飾った。決勝では21年東京五輪銀メダリストで、22、23年世界選手権覇者のアクジョル・マフムドフ(キルギス)を4―2で撃破。今夏の本番に向け、大きく弾みを付けた。
 23歳の日下は香川県の出身。昨年6月の全日本選抜選手権決勝で21年東京五輪銅メダルの屋比久翔平を破って優勝すると、その後のプレーオフも制して世界選手権出場権を獲得。同年9月の世界選手権では準決勝でマフムドフに敗れたものの、3位決定戦を制して五輪代表に内定。今大会には五輪の前哨戦として臨み、見事結果を残した。

 自ら「凡人」と称すものの、幼少期からレスリングと並行して取り組んでいた相撲でつちかった“押し”が最大の武器。香川県出身らしく、うどんをこよなく愛し、自炊ではちゃんこが得意料理だ。生を受けた2000年シドニー五輪のマラソン女子で、金メダルを獲得した高橋尚子さんから一字をもらった“五輪の申し子”が、パリでも表彰台の頂点を目指す。

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