【さいたま巡業】埼玉栄の稽古場さながら恩師の前で…大栄翔「高校を思い出して気合入りました」

2024年04月15日 06:57

相撲

【さいたま巡業】埼玉栄の稽古場さながら恩師の前で…大栄翔「高校を思い出して気合入りました」
<春巡業さいたまスーパーアリーナ場所>豊昇龍(中央)と三番稽古を行う大栄翔。土俵下には埼玉栄高相撲部の山田道紀監督(右端)の姿も(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春巡業が14日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われ、大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)が埼玉栄高の2学年後輩の幕内・王鵬(24=大嶽部屋)と三番稽古を行った。
 この日、埼玉栄高相撲部の山田道紀監督や部員たちが来場。稽古の時間には山田監督が日大相撲部時代の先輩である境川巡業部長(元小結・両国)に呼ばれ、巡業部の親方衆に混じって土俵下で稽古を見守った。

 その中で王鵬と連続で7番。関脇・大栄翔(30=追手風部屋)や幕内・豪ノ山(26=武隈部屋)ら同校OB力士たちも土俵に上がっており、埼玉栄の稽古場さながらの雰囲気となった。

 幕内力士42人中11人(休場者含む)が同校OBという一大勢力。9人で校章入りのおそろいの化粧まわしを締めて記念写真に収まった。大関の証として唯一、スクールカラーのオレンジ色ではなく黒色の化粧まわしを締めた琴ノ若は「十両も合わせたらもっといますし、すごいですよね」と感慨。本場所では毎日のように同校OB対決が幕内で見られており「当たらない場所ないですよね」と笑顔を見せた。

 大栄翔は、申し合い稽古で大関・豊昇龍(24=立浪部屋)に指名されて連続で4番。土俵下で山田監督に見守られていたため「高校の時を思い出して気合入りました。ありがたかったです」と感謝した。卒業から12年以上たっても、恩師への思いは変わらない。今でも目の前では「ちょっとピリッとしますね」と少し緊張感が走るようだった。

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