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バスケ男子 歴代最強か「結果が決める」八村&渡辺が決意表明 東京五輪の借り返す「NBAの経験を」

2024年07月11日 05:00

バスケット

バスケ男子 歴代最強か「結果が決める」八村&渡辺が決意表明 東京五輪の借り返す「NBAの経験を」
<バスケットボール男子日本代表会見>会見中、笑顔を見せる渡辺雄(左)と八村(撮影・松永 柊斗) Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表が10日、都内で会見を開いた。八村塁(26=レーカーズ)、渡辺雄太(29=フリー)の二枚看板が3戦全敗に終わった21年東京五輪のリベンジへの思いを表明。8強の目標を達成して「歴代最強」を証明する決意を口にした。チームは11日に日本を出発。19日にドイツ(ベルリン)、21日にセルビア(ベオグラード)と強化試合を行い、27日開幕の五輪本番に備える。
 3年前の光景がフラッシュバックした。歴代最強の呼び声高い12人がそろった会見。八村は「東京五輪は3戦全敗。全部20点差ぐらいで負けて、全然やり切った感がなかった。僕らのレベルが上がった中でもう一度、五輪を迎えられてうれしい。東京五輪の思いも含めてパリで戦いたい。日本代表でやれることを誇りに思う」と力を込めた。

 東京五輪の直後。渡辺雄、富樫らと「もう一回、五輪に行こう」と誓った。五輪予選を兼ねた昨夏のW杯はNBAシーズンの準備を優先して欠場。仲間が連れて来てくれた舞台を無駄にはしない。自身は19年W杯を含めて過去2度の世界大会で出場6戦全敗。三度目の正直となるパリへ「NBAでの経験を見せられるように、プレーで引っ張りたい」と決意を語った。

 6月28日に始まった合宿で約3年ぶりに日本代表の活動に参加。チーム合流から間もない5、7日の韓国との強化試合は欠場したが、既に実戦形式の練習をこなしている。ホーバス監督の就任後は初の代表入りだが、ともに英語、日本語とも流ちょうで対話も順調。東野技術委員長は「戦術のピックアップが早い。塁が入るとボールが回る」と目を細めた。

 二枚看板の一角、渡辺雄は6月初旬に左ふくらはぎを肉離れ。順調に回復し「五輪は問題なく出られる」と言い切った。昨夏のW杯は五輪切符を逃せば代表引退することを表明して臨んだが、今は「チームから求められる限り代表を続けたい」と日の丸にバスケ人生をささげる決意を持つ。「東京五輪の前も自信はあったが、3連敗した。周りが歴代最強という言い方をしてくれるのはありがたいが、歴代最強かどうかは結果が決める。この12人ではまだ何も結果を残していない」。世界を知る2人が日本を新しい景色に導く。 (木本 新也)

《川真田&佐々木がリザーブ》
 ○…最終選考で落選した川真田紘也(長崎)と佐々木隆成(三遠)がリザーブメンバーとして欧州遠征に同行する。登録メンバーに故障者が出た場合は初戦の48時間前まで入れ替えが可能。アクシデントがなければ、2人は21日のセルビアとの強化試合後にチームを離れる予定だ。ホーバス監督は「2人がリザーブで欧州に行きます。保険です」と説明した。

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