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「120点かなと思います」永瀬貴規 3年間追い求めたパリの頂点「重み…凄く重みのある金メダルです」

2024年07月31日 02:04

柔道

「120点かなと思います」永瀬貴規 3年間追い求めたパリの頂点「重み…凄く重みのある金メダルです」
<パリ五輪 柔道>男子81キロ級、連覇を達成した永瀬貴規は金メダルを手に笑顔(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第5日 柔道 ( 2024年7月30日    シャンドマルス・アリーナ )】 男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)が30日、決勝で世界選手権3連覇中のタト・グリガラシビリ(24=ジョージア)に一本勝ち。同級五輪史上初の連覇を達成した。日本柔道での五輪連覇は、今大会の男子66キロ級・阿部一二三(26、パーク24)に続く日本柔道史上9人目。30歳で迎えた3大会連続となる五輪の舞台でも「永瀬の柔道」を貫き、歓喜の金メダルを手にした。
 東京五輪で金メダルを獲得してから3年。連覇だけを見据えてパリに降り立った永瀬が、再び五輪で頂点に立った。

 連覇を決め、畳を降りるまで笑顔を見せなかった永瀬が、メダルセレモニーで東京五輪から3年間追い求めてきた2つ目の金メダルを手にして笑った。

 掲げられた日の丸を見上げる目に涙はなかった。メダリストたちと記念撮影し、歓声に手を振って応えた永瀬は「重み…凄く重みのある金メダルです」と笑顔。東京とパリの金メダルの違いを聞かれると「う~ん…比較するものではないんですけど、オリンピックという舞台を2回勝ち抜くことができて本当に幸せなことだなと思います」と語った。

 「東京以降は勝てない時期ばかりだったんですけど、この舞台で勝つことだけを考えてやってきたので…今日一日、自分を信じて畳の上で戦うことができました」

 東京から、パリでの金メダルだけを追い求めてきた3年。答え合わせは「120点かなと思います」と照れくさそうに笑った永瀬。「たくさんの応援ありがとうございました。こうやって輝く金メダルを獲ることができました。引き続き柔道の応援をよろしくお願いします」。自身にではなく「柔道」への応援を呼び掛けたのもまた、永瀬らしかった。

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