×

競歩個人種目辞退の柳井綾音は13位 誹謗中傷も「たくさんの励ましの言葉に救われた」「無視が一番」

2024年08月07日 18:13

陸上

競歩個人種目辞退の柳井綾音は13位 誹謗中傷も「たくさんの励ましの言葉に救われた」「無視が一番」
<パリ五輪 競歩混合団体>ゴールした柳井(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第13日 陸上 競歩混合団体 ( 2024年8月7日    イエナ橋 )】 今大会から採用された陸上の新種目、競歩の混合団体が行われ、日本勢は川野将虎(25=旭化成)、岡田久美子(32=富士通)組が2時間55分40秒で8位に入賞した。ともに五輪初出場の高橋和生(28=ADワークスグループ)、柳井綾音(20=立命大)組は2時間58分8秒で13位だった。スペインのアルバロ・マルティン(30)、マリア・ペレス(28)組が2時間50分31秒で優勝し「初代王者」に輝いた。
 男女1人ずつがペアを組み、男子(11.395キロ)―女子(10キロ)―男子(10キロ)―女子(10.8キロ)の順で42.195キロをリレーする混合団体。高橋・柳井組は、硬式野球の水沢リトル(岩手)でドジャース大谷翔平の2学年下の高橋が1区で32秒差の11位。2区の柳井が14位に後退も、3区で高橋が12位へ浮上した。柳井は1つ順位を落としてフィニッシュした。

 女子代表の岡田と柳井については日本陸連が7月29日、混合団体に専念するため個人種目の20キロを辞退すると発表。この決断についてSNSで「身勝手だ」などと誹謗(ひぼう)中傷するメッセージが相次いで寄せられたとし、柳井は「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げていた。

 ▼柳井 1本に絞ると決めて、メダルや入賞狙っていたので。悔しいです。(SNS問題があったが?)嫌な思いを言葉にする方もいたけど、たくさんの励ましの言葉に救われた。感謝の気持ちでいっぱいです。(SNSの活用法など後輩にアドバイスがあるか?)本当に、言い方は悪いけど無視が一番かなと(笑い)。でも、いろんな人が注目して見てくださる五輪の凄さを感じた。あんまり視野に入れないほうがいいのかなと思います。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年08月07日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム