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朝乃山「プロとアマの違い肌で感じた」近大3年時に朝弁慶と稽古“湘南の重戦車”から受けた衝撃

2024年09月30日 07:30

相撲

朝乃山「プロとアマの違い肌で感じた」近大3年時に朝弁慶と稽古“湘南の重戦車”から受けた衝撃
朝弁慶(右)の断髪式ではさみを入れる朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 名古屋場所限りで現役を引退した大相撲の元十両・朝弁慶(35=高砂部屋)の断髪式が29日、東京・両国国技館の地下1階大広間で行われ、約350人がはさみを入れた。同部屋の十両・朝乃山(30=高砂部屋)も出席。入門前から稽古をつけてもらっていたという兄弟子との思い出を語った。
 朝乃山が初めて朝弁慶と会ったのは近大3年だった2015年3月。近大出身の若松親方(元幕内・朝乃若)と朝弁慶ら当時の幕下力士数人が近大へ出稽古に訪れていた。「初めて一緒に稽古して、弁慶さんと相撲取った時は衝撃でした。プロの洗礼というか、これがプロとアマチュアの違いなのかと肌で感じました。“湘南の重戦車”まさしくそのとおりだと思いました」。朝乃山は当時大学トップレベルの選手だったが、体重200キロ近い朝弁慶の重さや圧力に歯が立たなかったという。

 朝乃山はその1年後に入門。その頃、朝弁慶は十両で10勝の活躍をするなど“全盛期”だった。「僕が入門した時は弁慶さんは十両で、稽古でも胸を出してもらってすごくかわいがってもらいました」。1年後、朝弁慶が幕下へ番付を下げるのと入れ替わるように朝乃山は十両、幕内へと番付を駆け上がっていった。「今があるのは弁慶さんのおかげです」。部屋のみんなから慕われる優しい兄弟子へ、感謝の思いを語った。

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