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池田耀平 3度目マラソンで日本歴代2位の好タイム「日本記録を出せるという自信を持ってレースに臨んだ」

2024年09月30日 03:00

マラソン

池田耀平 3度目マラソンで日本歴代2位の好タイム「日本記録を出せるという自信を持ってレースに臨んだ」
2時間5分12秒で6位に入った池田(AP) Photo By AP
 【陸上 ベルリン・マラソン ( 2024年9月29日    ベルリン )】 29日に行われ、日本勢は男子で昨年の杭州アジア大会代表の池田耀平(26=花王)が日本歴代2位の2時間5分12秒で6位に入った。鈴木健吾(29=富士通)が持つ日本記録には16秒届かなかった。女子は細田あい(28=エディオン)が2時間20分31秒の5位、松田瑞生(29=ダイハツ)が2時間20分42秒の6位となった。男子はミルケサ・メンゲシャ(24=エチオピア)が2時間3分17秒で、女子はティギスト・ケテマ(26=エチオピア)が2時間16分42秒で制した。
 池田はゴールすると両手を握った。これが自身3度目のマラソンだった26歳の新星。「日本記録を出せるという自信を持ってレースに臨んだ。(最後は)余裕が残っていなかったが、力を尽くした結果」と胸を張った。

 平たんなコースで、気候も涼しい好条件。1キロを2分55秒前後のペースで刻み、勝負の30キロ過ぎにペースを上げた。日本記録更新は「ラスト2キロ、1キロぐらいまでは見えるところにあった」。惜しくも16秒届かなかった。

 昨年の杭州アジア大会で6位に終わった反省から今年7、8月に合計約2000キロを走り込み、その成果を発揮。次は来年3月の東京マラソンに参戦する意向で「今日のタイムを上回るぐらいの走りをしたい」とさらなる進化を期した。

 ◇池田 耀平(いけだ・ようへい)1998年(平10)6月22日生まれ、静岡県島田市出身の26歳。島田一中時代は野球部で投手。本格的に陸上を始めた島田高3年時に1500メートルで全国大会5位入賞。日体大では2年時から箱根駅伝を走り1区12位、1区3位、2区3位(日本人1位)。花王では23年2月の大阪マラソンで初挑戦ながら2時間6分53秒で7位に入った。1メートル66、49キロ。趣味は野球、サウナ、映画。

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