車いすテニス・小田凱人「花は1回しか咲かないので、これからも勝ち続けます」連覇達成で独特表現
2024年09月30日 04:30
テニス
第1セットは第1ゲームに1度、第3ゲームに2度のブレークポイントを握られたが、いずれもしのいだ。劣勢だった序盤を切り抜けると、その後は試合を支配。常に先行する展開でストレート勝ちした。パリ・パラ後も気持ちを切らさず練習を継続。「ここまでを第1章と決めていた。第2章もやることは変わらないが、ロス(パラ)に向けて頑張りたい」と視線を上げた。
車いすテニスでは異次元となるサーブで時速200キロ超などが今後のターゲット。既成概念にとらわれないビジョンを実現していく。 (木本 新也)
《錦織 4強逃す》 錦織は6年ぶりの4強に一歩及ばなかった。第3セット第9ゲームのマッチポイントを生かせず、逆転負け。凡ミスは相手より14本少ない32本に抑えたが、ウイナーの数は17―39と圧倒されて力負けした。「最後は足が動いてくれず、簡単なミスが出た。まだまだ体力不足」と課題を口にしつつも「(1回戦から)3試合を通してかなりいいフィーリングがあり、トップ10にだいぶ近づいた」と手応え。次戦は上海マスターズ(10月2日開幕)に主催者推薦で出場予定だ。