代役じゃもったいない!19歳・浅村、大ハッスル

2010年04月25日 06:00

野球

代役じゃもったいない!19歳・浅村、大ハッスル
お立ち台の浅村はファンの声援に応える
 【西武6-4オリックス】西武の19歳・浅村の真骨頂は、選球眼だった。同点の4回無死満塁。2ストライク1ボールから3球続いた低めの変化球を見極め、押し出し四球を選んだ。
 「とにかく後ろにつなごうと思っていたので良かったです」。決勝点を目で呼び込むと、三塁走者では片岡の浅い右犠飛に快足を飛ばし、捕手を吹き飛ばすほどのスライディングで生還した。
 6回無死一塁では、左腕・吉野の外角シュートを右中間へ適時三塁打。「バットの先だったので二塁手に捕られると思いました。抜けてくれて良かった」と、初々しい顔つきで振り返った。
 地元・大阪桐蔭出身の2年目は両親がスタンドで観戦する前で今季2度目のヒーローインタビューを受けた。1度目はプロ初打席初安打を放った3月31日のソフトバンク戦(西武ドーム)だったが、その翌日に2軍落ち。「切り替えは…正直できなかったですね」。中島の故障で再び巡って来た今季3度目の先発出場。右投手で初めて起用した渡辺監督は「2年目だけど、いいセンスを持っている」と称えた。
 携帯電話の待ち受け画面には、知人から送ってもらったパワースポットの写真を張りつけている。「ゲンは担がないんですけど、野球に関してだけはやっちゃいますね」と、19歳の素顔をのぞかせる。正遊撃手は、27日のロッテ戦(西武ドーム)にも復帰予定だが「中島さんが帰ってきても残れるように頑張ります」。将来が楽しみな浅村が、持ち味を存分に発揮した。

 ◆浅村 栄斗(あさむら・ひでと)1990年(平2)11月12日、大阪生まれの19歳。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。3年夏は1番打者として全国制覇に貢献した。08年ドラフト3位で西武入り。昨年はイースタン・リーグで99試合に出場し打率・219、3本塁打、27打点。1メートル81、78キロ。右投げ右打ち。

 ▼西武・許銘傑(6回途中4失点降板も2勝目)5回までは自分の投球ができた。ゲームがつくれたと思います。
 ▼西武・高山(今季2度目の猛打賞)しっくりこない部分もあるんですけど、結果が出ているので、それはそれでいいかなと思っています。

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