打てば6戦全勝“おかわり不敗神話”継続中

2010年04月25日 17:45

野球

 【西武3―1オリックス】心の中のもやもやした思いを、自らのバットで振りはらった。西武は0―0の6回1死一塁、主砲の中村が均衡を破る2ラン。初めて対戦し、攻略の糸口を見いだせなかったオリックス・伊原の真ん中に入った失投を逃さず、左翼席へ運んだ。
 中村は「満塁で凡退していたので気合が入っていた」と言う。3回2死満塁であえなく遊飛に倒れ、その雪辱をすぐに果たした。故障明けだった開幕当初は不調に苦しみ、打率が5分を切ったこともある。本塁打は今季6本目で打った試合は6戦全勝。中村が打てば負けない「方程式」が続く。

 三塁で最近は拙守も目立ち、4試合連続で失策を犯していた。この日は三遊間に内野ゴロを打たせることが多い帆足が先発で、相手が左投手ということもあって阿部が三塁、中村は一塁へ回った。危なげない守備だったが「まだまだ(借りは)返し足りない。これから」と気持ちを引き締めた。

 27日からは1ゲーム差の首位ロッテと3連戦。「4番を打たしてもらっているので、打点をもっと挙げたい」。一発の余韻に浸る間もなく、視線を先へ向けた。

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