小笠原、天国の木村コーチへ“ガッツプレー”

2010年04月25日 06:00

野球

小笠原、天国の木村コーチへ“ガッツプレー”
6回、代打・前田智の邪飛に飛びつく小笠原
 【巨人7-4広島】一生懸命――。木村コーチの大切にした言葉を小笠原が身をもって示した。
 6回2死一、三塁。代打・前田智の邪飛を追って三塁側エキサイトシートへ頭から突っ込んだ。捕球はできなかったが、大ケガにもつながりかねない果敢なダイビング。打席でも気持ちを表した。1点を追う3回2死三塁からしぶとく一、二塁間を破る同点適時打。さらに8回は先頭で四球を選び、谷の逆転満塁弾を呼び込んだ。「本当にあの四球は自分の中でも大きかった。谷さんは打つもんだと思って見ていた。打った時はさすがと思った。みんなでつかんだ1勝」。天国の木村コーチが喜ぶガッツの攻守にわたる献身的なプレーだった。

 <松本、今季7度目の猛打賞>松本が今季7度目の猛打賞をマーク。これで松本が3安打以上を記録した試合では昨季から16連勝となり、「常に何とか出塁して後ろにつなげればと思っている」と話した。試合前は木村コーチの追悼試合で神経の高ぶりを抑えられなかったというが、3回に中前打で出塁するとすかさず二盗。足でも持ち味を発揮し、「きょうはいつもの試合と別の気持ちだった。勝てたことがすべて」と安どの表情を浮かべた。

 <スンヨプ“感謝”の2号>李スンヨプが8回に2号右越えソロ。谷の逆転満塁弾に続くダメ押し弾に、「きょうは特別な試合。チームにとっても自分にとっても良い本塁打だった」とホッとした表情。公私ともに面倒を見てくれた木村コーチへの感謝の念は強い。「広島遠征の時は韓国料理店に招待してくれて、木村さんの奥さん、子供と一緒に何度も食事をした。ありがたかった」と思い出を振り返った。

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