阪神・江越 珍記録!3試合にまたいで3打席連発「やっと来たなと」

2016年04月09日 06:42

野球

阪神・江越 珍記録!3試合にまたいで3打席連発「やっと来たなと」
<神・広>初回1死、江越が左越えに“3打席連発”となるソロを放つ
セ・リーグ 阪神3―2広島
(4月8日 甲子園)
 レギュラーの3打席連発は、もちろん、すごい。もっとすごい事を阪神・江越がやってのけた。“単なる”3打席連続本塁打ではない。3試合、しかも、7日間をまたいだ3打席連発だった。

 「(金本監督からは)試合前練習の時にスタメンだと言われて“やっと来たな”という思いがあった。いつも以上に集中して打席に入った。その結果がホームランになったと思う」

 甲子園開幕で今季初先発に送りだされた。開幕から出ずっぱりだった横田に代わる中堅出場。2番の打順はプロ2年目で初めて。その第1打席だ。カウント1―1から横山のフォークにフルスイング。追い風にも乗った打球は、左翼ポール際に飛び込んだ。「少し崩されたが、失投をとらえられた」。確かな感触が両手に残っていた。

 3日のDeNA戦、7日の巨人戦とも守備から途中出場して唯一の打席でアーチを放った。特に巨人・マシソンの149キロ速球を仕留めた2号に自信を深めていた。「去年の(本塁打)5本も、これまでも(速球派投手からは)なかった。速い球を打ち崩すというのは、自分がやってきたことが間違いじゃないと思えるようになった」。速球撃ちを課題として昨オフから巨人・ポレダをはじめとする豪腕投手の映像を入念に研究。対策がついに実を結んだ。

 不敗神話も続いた。プロ入り初本塁打の昨年4月28日のヤクルト戦以来、本塁打を放てば8連勝中。劇的勝利後、引き揚げる際には金本監督から声を掛けられ、助言を送られた。「まだ全部が全部タイミングが合っているわけではないということです。自分でも(本塁打以降の)3打席で合っていないと感じた。貪欲に2本目、3本目も打てるように練習していきたい」。フルスイングは背番号25の真骨頂。江越が打線の風景を変えていく。 (湯澤 涼)

 ≪77年高木守道(中)だけ≫江越が初回に3号ソロ。4月3日のDeNA戦、7日の巨人戦に続き、3打席本塁打をマークした。阪神では10年6月29日の中日戦でブラゼルが放って以来、6年ぶり。日本人では現役時代の金本監督が09年4月8日の広島戦と10日巨人戦の2度記録して以来7年ぶりになる。2人は1試合での記録で、3試合またいでの連続打席アーチは珍しい。プロ野球記録の4打席連続本塁打達成者でも77年高木守道(中)が6月12日阪神戦第1試合・2ラン→同第2試合・ソロ→14日大洋戦・ソロ、ソロで記録したケースしかない。

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