始球式リレーがスタート、京都二中OBらが投球 夏の甲子園100回大会を記念

2018年05月30日 13:00

野球

始球式リレーがスタート、京都二中OBらが投球 夏の甲子園100回大会を記念
高校野球100回大会記念、始球式リレー出発式で投球する京都二中OBの黒田脩さん。後方は右から八田英二日本高野連会長、小倉一彦朝日新聞大阪本社代表、長内繁樹豊中市長 Photo By スポニチ
 今夏で第100回を迎える全国高校野球選手権大会を記念したイベント「100回つなぐ始球式リレー」の出発式が30日、大阪・豊中市の「高校野球発祥の地記念公園」で行われた。日本高校野球連盟(高野連)の八田英二会長や、1915(大正4)年の第1回大会優勝校、京都二中(現鳥羽高)のOBら計9人が最初の始球式で投手役を務めた。
 9個のボールは全国56の地方大会を巡り、甲子園大会前に計99回の始球式が行われる。8月5日の甲子園球場での開幕試合で計100回のリレーが完成する。

 八田会長は「99回の歴史には夢が詰まっている。今回、全国でそれぞれの夢をつないでいってほしい。高校野球を愛している方、応援してくれる方に感謝の気持ちが伝わればいい」と話した。

 京都二中OBの黒田脩さん(88)は当時のユニホーム姿で雨にぬれながら投球した。戦争で中断された高校野球(当時は中等野球)が復活した1946(昭和21)年の第28回大会(西宮球場)に出場、1番打者として開幕試合で最初に打席に立った。「当時のことや、亡くなっていった球友を思いだす」と懐かしんだ。

 会場の公園は第1回大会が開かれた豊中グラウンド跡地にほど近く、1988年に整備され、昨年リニューアルした。(内田 雅也)

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