【中畑清氏視点】“理想の投球”できているハム・マルティネス

2018年05月30日 09:40

野球

【中畑清氏視点】“理想の投球”できているハム・マルティネス
<巨・日>8回0/3を3失点で5勝目を挙げたマルティネス(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム5―3巨人 ( 2018年5月29日    東京D )】 大谷、増井と大野が抜けても日本ハムがパ2位につけているのが分かるね。いい外国人投手を獲ってるわ。マルティネス。威圧感はないけど、全てのボールを動かして打ち損じを誘う。24アウト中13アウトをゴロ(併殺打1)で奪った。かつて怪物・江川卓が「全打者を1球で仕留め、27球で1試合を終わらせるのが理想」と話してたけど、そのイメージができる投手だ。
 初回、岡本を三振に取った球なんて凄かったね。真っすぐと思って打ちにいったら大きくシュート。途中で止めようとしたけど、スイングを取られた。私は現役時代、カミソリシュートの平松政次さんと何度も対戦したけど、あんな三振したことなかったな。

 許した3本のソロはいずれも変化が少ない失投に近い球。これさえ気をつければ、初対戦となるセの打者は面食らうと思うよ。(スポニチ本紙評論家)

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