清原和博氏長男・正吾、父の見守る前で“慶大デビュー”「オヤジのような選手になりたい」再び野球挑戦

2021年06月01日 05:30

野球

清原和博氏長男・正吾、父の見守る前で“慶大デビュー”「オヤジのような選手になりたい」再び野球挑戦
<慶大・早大>両チームのあいさつを終えベンチに戻る清原(中央)(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【東京六大学野球フレッシュトーナメント   慶大1-0早大 ( 2021年5月31日    神宮 )】 東京六大学野球のフレッシュトーナメントが31日、神宮で行われた。巨人などで活躍し歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏(53)の長男で慶大1年生の正吾内野手が早大戦でベンチ入り。出場機会はなかったが、父が見守る前で背番号25のユニホーム姿を披露した。
 巨人の4番だった父・和博氏が13本のアーチをかけ通算2000安打を達成した神宮球場。正吾は、そのグラウンドに立った。父も見守る試合。出場機会こそなかったが、ベンチで声を張り上げた。偉大な父の背中を追って踏み出した節目の一歩。試合後、素直な思いを明かした。

 「神宮の舞台は特別なものがあった。バッティングが長所なので、オヤジのような選手になりたいです」

 小学生までは野球に没頭も中学はバレーボール、高校はアメリカンフットボール部に所属した。昨年、コロナ下の自粛期間中に父、弟の3人で野球の練習をしたことがきっかけで「やっぱり野球が好き」と再認識。慶大野球部の門を叩いた。

 父親譲りの1メートル86、90キロの恵まれた体格からパワフルなスイングが持ち味。自身の練習に加え、上級生の打撃練習の手伝いをしながら技術を磨いている。本格的に野球をプレーするのは小学生以来で、ブランクはあるが紅白戦で安打を放つなど感覚を取り戻してきた。

 慶大野球部公式サイトの部員紹介の「尊敬する人」の欄は「両親」となっている。今の自分があるのは両親のおかげ。「オヤジは(昨年の)指導も分かりやすかった。自慢の父親。母は高校まで毎日、お弁当を作ってくれてサポートしてくれた。尊敬しています」と感謝の言葉を並べた。

 父から「とにかく全力で(試合に)出たらフルスイングしてこい」と激励の言葉をもらっている。だから目標を問われ「神宮で打席に立ってフルスイングすること」と即答した。2日は東大戦。両親への感謝の思いもバットに込める。(川島 毅洋)

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年(平14)8月23日生まれ、東京都出身の18歳。小3から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属。今春に入学した慶大では硬式野球部に入部した。登録は内野手。1メートル86、90キロ。右投げ右打ち。

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