西武 今井“乱調”今季最短KOで連勝ストップ…栗山2000安打達成を勝利で飾れず

2021年09月04日 17:32

野球

西武 今井“乱調”今季最短KOで連勝ストップ…栗山2000安打達成を勝利で飾れず
<楽・西>4回途中、降板する今井(右)の奥で険しい表情の辻監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武5ー8楽天 ( 2021年9月4日    楽天生命 )】 西武は4日、敵地で楽天に5―8と敗れ、連勝が2でストップ。先発の今井達也投手(23)が今季ワースト3回1/3を7安打5死四球7失点と崩れ5敗目。打線は西武・栗山巧外野手(38)が9回、かつてのチームメートの楽天4番手牧田和久投手(36)から左前打を放ち、プロ野球史上54人目となる通算2000安打を達成。球団生え抜き選手として初の快挙を成し遂げた。
 今井は1、2回と先頭打者を出しながらも無失点。まずまずの立ち上がりを見せたが3回、打者一巡の猛攻を受け大量5失点。先頭のオコエに死球を与え、1死二塁から山崎剛にライトフェンス直撃の適時二塁打を打たれ1―1の同点とされると、続く辰己にも中前適時打を浴び逆転を許す。2死一、三塁となって茂木に右前適時打、鈴木大にも右前適時打を浴び4失点。さらに2死満塁からこの回2度目の打席となるオコエに今度は押し出しとなる四球を与え、1―5とリードを許した。

 4回も続投となった今井だが、1死走者なしから辰己に四球、小深田に中二塁打を浴び1死二、三塁となったところで降板。2番手の武隈は鈴木大に右前2点適時打を浴び1―7とリードを広げられた。

 打線は相手先発の岸から初回、1死二塁で森が中前適時打を放ち1点を先制。その後、5回までは無失点に抑えられるも6回に反撃。源田、岸の連打から無死満塁のチャンスを作ると中村が中前適時打。1点を返すと1死満塁から栗山の中犠飛により2点目。だが続く山川が左飛に倒れビッグイニングとはならなかった。

 すると9回、ついに大記録達成の瞬間が。栗山はこの回から登板した牧田の4球目、外角へのカーブを逆らわず逆方向へ左前打。2000個目の「H」ランプを灯し記録達成となると、一塁ベース上で花束を受けとり笑顔で声援に応えた。

 この勢いのまま、続く山川が17号2ランを放ち3点差まで迫ると、さらに攻め立て2死満塁のチャンス。しかし、柘植が三ゴロに倒れ試合終了。栗山の大記録達成試合を勝利で飾ることが出来なかった。

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