花巻東 通算56号・佐々木麟太郎は無安打 父・洋監督 夏へ「速球、低め対策して伸ばしていきたい」

2022年03月23日 11:18

野球

花巻東 通算56号・佐々木麟太郎は無安打 父・洋監督 夏へ「速球、低め対策して伸ばしていきたい」
<市和歌山・花巻東> 初回無死一、二塁、花巻東・佐々木は三振に倒れる (撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【第94回選抜高校野球大会第5日第1試合 1回戦   花巻東4-5市和歌山 ( 2022年3月23日    甲子園 )】 第94回選抜高校野球大会第5日は23日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合では4年ぶり4回目出場の花巻東(岩手)が市和歌山に4-5で敗れ、初戦敗退。2年生ながら通算56発を誇る佐々木麟太郎内野手(2年)は聖地デビューを果たしたが、無安打に終わった。
 「3番・一塁」で先発出場。市和歌山の今大会最速の149キロ右腕である米田との注目の対戦、第1、2打席は2打席連続で空振り三振、第3打席は三飛、第4打席は内角145キロを一ゴロだった。第5打席は死球で初の出塁。後続の打線が1点差まで追い上げる猛追を見せたが及ばなかった。

 昨年12月に「胸郭出口症候群」で両肩を手術したがコンディションは良好。5日の練習試合解禁から6発を量産し、大会前で早くも大谷翔平(現エンゼルス)の高校通算56本塁打に並んだ。「大谷超え」と、チームとして12年春にが放って以来の甲子園本塁打が期待されていた。

 試合後、父でもある佐々木洋監督は「前半のバント処理のミスが痛かった。特に3回の3失点が応えました」と悔しそう。「相手の米田投手は思ったより球が伸びていた。ひざ下のボールがスイングが止まらなかったですね」とし、夏に向けて「もっとスピードボール対策、低めのボールの対策をしっかりして伸ばしていきたい」と見据えた。

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