世界一3度の名将ブルース・ボーチーが現場復帰 監督は数字オタクに振り回される事務員ではダメ

2022年10月22日 10:01

野球

世界一3度の名将ブルース・ボーチーが現場復帰 監督は数字オタクに振り回される事務員ではダメ
ブルース・ボーチー氏(2019年撮影、AP) Photo By AP
 テキサス・レンジャーズがブルース・ボーチー(67)を監督に招へい、3年契約を結んだ。レンジャーズが21日(日本時間22日)、発表した。ボーチーは95年から06年までパドレス、07年から19年までジャイアンツを率い、ワールドシリーズ出場4回、世界一3回の名将。野球殿堂入りは間違いないと言われている。19年に監督職を退いてからは、ジャイアンツのアドバイザーを務め、最近ではWBC予選でフランス代表を率いるなどしていた。
 レンジャーズのクリス・ヤングGMは、現役時代06年にパドレスで先発投手、ボーチーの下で11勝を挙げた縁があった。「穏やかで安定した存在。選手、コーチ、スタッフと良いコミュニケーションがとれる。野球への知識も素晴らしい」と話した。現エンゼルス監督のフィル・ネビンもボーチー監督を慕う1人。選手としては01年ボーチーのチームで唯一のオールスター出場を果たし、指導者としては17年に三塁ベースコーチとして採用された。ベテラン監督の復帰を大歓迎するのはニューヨークのベテランスポーツキャスターで、メッツのラジオ担当ハウイ・ローズ(68)。「ボーチーの監督就任は、レンジャーズにとっても球界にとっても良いこと。高齢者の監督は何をすべきかよくわかっている。ダスティ・ベイカー、バック・ショーウォルター、ボブ・メルビン、テリー・フランコナの存在は明らかに違いを生み出している。監督は、数字オタクに振り回される事務員ではダメ。それ以上のものが求められる」とツィートした。近年のMLBはアナリティック(データ分析)全盛で、フロントが戦術面まで口を出すようになり、採用された若手監督は指示に従うだけの中間管理職となっていた。

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