ヤクルト小川がエースの意地 「慎重になり過ぎて」5回2失点で降板 打線は4冠・由伸から4点奪って援護

2022年10月22日 20:35

野球

ヤクルト小川がエースの意地 「慎重になり過ぎて」5回2失点で降板 打線は4冠・由伸から4点奪って援護
<ヤ・オ>ヤクルト先発・小川(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2022第1戦   ヤクルト―オリックス ( 2022年10月22日    神宮 )】 ヤクルトの小川泰弘投手(32)が2年連続で同じ顔合わせとなったオリックスとの日本シリーズ第1戦(神宮)に先発登板。2点先制してもらった直後に押し出し四球で追いつかれるも打線の援護を受けて5回6安打2失点と踏ん張り、勝利投手の権利を得て降板した。
 初回を3者凡退で立ち上がったが、オスナの適時二塁打で初回に2点先取してもらい、2―0で迎えた2回だった。先頭の吉田正を四球で歩かせると、1死後、西野、若月にいずれも直球を打たれて満塁のピンチ。続く紅林に外角直球を右前適時打され、3連打で1点差とされた。2死後、福田には四球を与えて押し出しで同点。この回だけで32球を投げ、2回ですでに49球と苦しいスタートとなった。

 だが、味方打線が奮起した。3回に塩見が勝ち越しの1号ソロを左中間スタンドへ放り込むと、4回にはオスナが1号ソロをこちらも左中間スタンドへ叩き込んで史上初の2年連続投手4冠を達成した相手先発右腕・山本から4回までに4得点。小川は4―2で迎えた5回、2死走者なしから中川圭の打球を照明が目に入った右翼・サンタナが後逸(記録は三塁打)してから四球、死球で満塁のピンチを招くも無失点で切り抜けると、その裏に代打・キブレハンが出て降板となった。

 小川の投球内容は5回で打者24人に対して98球を投げ、6安打2失点。1三振を奪い、与えた四死球は4つ、直球のMAXは147キロだった。

 小川は3月25日の阪神戦(京セラD)で2年連続シーズン開幕投手を務め、7月29日の阪神戦(甲子園)では後半戦開幕投手に。阪神と対戦した10月12日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(神宮)でも開幕投手を務めて7回途中6安打1失点と好投し、巨人と対戦した2015年ファイナルステージ第2戦(神宮)以来CSでは7年ぶりとなる勝利投手を手にした。日本シリーズで勝利投手となると、こちらも自身初となる。

 ▼小川 大事な初戦を任せていただいたのでチームに勢いをつける投球をしたかったですが、少し慎重になり過ぎて球数が多くなってしまった。野手が援護してくれてなんとか粘って投げることができました。

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