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ジャッジは39歳で年俸53億円、リンドアは37歳で45億円 長期契約を全うできるのか?

2022年12月27日 12:52

野球

ジャッジは39歳で年俸53億円、リンドアは37歳で45億円 長期契約を全うできるのか?
ヤンキースのジャッジ(AP) Photo By AP
 2022年は、30代で長期契約を全うできず、給料はもらい続けるものの解雇される選手が少なくなかった。にもかかわらず、オフのストーブリーグでは16人のFA選手が36歳を超えても続く長期契約を勝ち取った。スポーツイラストレイテッド誌のトム・ベルドゥッチ記者がこの矛盾した現象について26日(日本時間27日)に分析を試みている。
 途中解雇は現在40歳になるロビンソン・カノで残り4500万ドルのサラリーが無駄になり、エリク・ホスマー(33)が3900万ドル、ジャスティン・アップトン(35)が2800万ドル、ジェイソン・ヘイワード(33)が2200万ドル、マイク・ムスタカス(34)が2200万ドルを残していた。30代後半になると力が落ちるとわかっていて長期契約を与えるのは一つにはチームが贅沢税の基準額を超えないよう平均年俸を抑えるため。そしてナ・リーグでもDH制が採用され、打てれば良いという選手の居場所が15個増えたことも要因になっている。

 加えて、各球団がスポーツサイエンスに投資し、栄養学、運動科学、休息、睡眠などの専門家を雇い、監督が彼らの意見を基にベテラン選手を休ませるなど、起用法が変わってきているから。ケガを予防する目的で「リハビリテーション」ならぬ「プレハビリテーション」と呼ぶそうだ。しかしながら現実に、22年に30代後半で活躍した選手は数えるほどしかいない。

 ベルドゥッチ記者は2000年代前半は、薬物が取り締まられていなかったこともあり、30代後半で活躍する選手が多く、04年は20人近かったと指摘する。しかし22年はジャスティン・バーランダー(39)、アダム・ウエインライト(41)、ジャスティン・ターナー(38)、カルロス・サンタナ(36)の4人だけだった。31年、アーロン・ジャッジは39歳で年俸4000万ドル(約53億1000万円)、フランシスコ・リンドアは37歳で3410万ドル(約45億3000万円)の年俸を得る予定。果たしてその、頃彼らはどうなっているのか。長期契約を最後まで全うできるのだろうか。

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