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楽天・安田悠馬 アパレル業界就職夢見た捕手は“ラフだけど清潔感ある”を意識

2022年12月27日 05:00

野球

楽天・安田悠馬 アパレル業界就職夢見た捕手は“ラフだけど清潔感ある”を意識
お気に入りのコーディネート姿の楽天・安田(撮影・篠原岳夫)
 おしゃれで流行に敏感なプロ野球選手を取り上げる企画「NPB MEN’S CLUB」。今回は強打の捕手として高いポテンシャルを秘める楽天・安田悠馬捕手(22)だ。21年ドラフト2位でプロ入りが決まる前はアパレル業界への就職を夢見た時期もあった男が、個性が光るファッションへのこだわりなどを語った。 (取材・重光 晋太郎)
 ――まずは本日のファッションのポイントを教えてください。
 「大好きな“ワコマリア”(※1)というブランドで全身をコーディネートしてみました。パンツは違うブランドなんですけど。お気に入りのレザーのジャケットは裏地のヒョウ柄がポイントです。かっこ良くないですか?」

 ――普段はどんな服装が多いか?
 「基本はモノトーンの組み合わせが多いですね。持っている服も黒が多い。引き締まって男らしく見えるので。あと白のTシャツも大好き。シンプルなんだけど裏地の柄とか、さりげないオシャレにはこだわっています」

 ――プロになって変わったことは?
 「大学時代にとても買えなかった服が買えるようになったことですね。レザーが好きで、今は4着ぐらい持っています。これからもっとアイテムを集めてコレクションを増やしていきたいです」

 ――相手やシチュエーションによって服を替えたりするか?
 「だいたい一緒ですね。“ラフなんだけど清潔感がある”ということはいつも意識しています。それと毎回、同じ服にならないように気をつけています。同じ友達と会った時に“あれ?前回と服が一緒やん”って思われるのは、ちょっと恥ずかしいので」

 ――服はいつもどこで購入しているか?
 「プロに入ってからは野球で忙しくて、服を買いに行く時間が全くなくなりました。好きなブランドや、ショップのインスタでコーディネートを参考にしたりして、ネットで買っています」

 ――チームメートのファッションを参考にしたりする?
 「先輩たちはみんなおしゃれで、持っているブランドも凄く高級で…。田中将大さんがたまに身につけている“ダブルタップス”(※2)というブランドは僕も好きです。まだキャップだけしか持っていないですけど」

 ――服以外でこだわりは?
 「大学の時から帽子を集めています。今はハット3つと、キャップも20個ぐらい。このハットもお気に入りです。あとは髪形。大学の時はいろいろなヘアスタイルにチャレンジしたんですけど、今は7、3分け。野球をする時は、この髪形が一番、楽なので」

 ――これからやってみたいことは?
 「ここ数年はコロナでなかなか外出することができなかったので、早くお気に入りの服を着て出られるようになってほしいです」

 ※1 元Jリーガーの森敦彦氏、石塚啓次氏が03年に立ち上げたアパレルブランド。「WACKO MARIA」とはラテン語で「へんてこなマリア」という意味で、武骨で色気のある男性像をコンセプトに掲げる。シーズンごとに音楽、映画、アートなどをテーマとして展開。主なターゲットは30代前半で、アロハシャツやレオパード柄が人気。

 ※2 96年設立の日本のファッションブランド。都会的なシルエットを追求しながらミリタリーウエアなどを得意とする。またスニーカーで人気の「VANS」や英国のシューズブランド「ドクターマーチン」などストリート系ブランドともコラボを展開。ディレクターの西山徹氏は裏原宿カルチャーをけん引した人物として有名。

 ≪ほのかCheck「抜きどころ」が上手≫めっちゃワイルド!男性らしい雰囲気がプンプンと漂っていますね。私が特に印象に残ったのは、ライダースジャケットの内側にチラッと見えているヒョウ柄。あまり大きく見え過ぎると微妙なんですけど、さりげない感じが凄くいいです。もう一つ、ポイントだと思ったのが靴。この服装で、爪先がとがった革靴とかを履いたら“やり過ぎ”だと思いますが、スニーカーを合わせることで全体をうまくカジュアルな感じにまとめています。モデル的な表現で言えば「抜きどころ」が上手。ちょっと新感覚のコーデで、センスの良さを感じました。(CanCam専属モデル)

 ≪2年目真価発揮へ≫安田にとっては悔しいルーキーイヤーになった。強打の捕手として期待されて愛知大からドラフト2位で入団。春季キャンプ、オープン戦でアピールに成功し、新人捕手では球団史上初の開幕スタメンに抜てきされた。3月29日のオリックス戦ではプロ初本塁打を放ったが、直後に新型コロナウイルスに感染して離脱を強いられた。

 さらに2軍では左手人さし指を骨折するアクシデントにも見舞われ、結局、わずか5試合で打率.200、1本塁打、1打点で1年目が終了。「ケガもして病気にもなり、試合数も少なかった。もっとやりたかった」と悔しさをにじませる。

 一方で「1軍の投手から一発を打てたことは自信になった」と前を向く。巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏似で背番号55を背負う「東北のゴジラ」は、仕切り直しの2年目で真価を発揮する。

 ◇安田 悠馬(やすだ・ゆうま)2000年(平12)3月3日生まれ、兵庫県出身の22歳。須磨翔風では1年夏からベンチ入りし、2年春から主に一塁手でプレーした。甲子園出場なし。愛知大では通算32本塁打。21年ドラフト2位で入団。「東北のゴジラ」と呼ばれ、22年3月27日のロッテ戦でプロ初安打。今季成績は5試合で打率.200、1本塁打、1打点。1メートル85、105キロ。右投げ左打ち。

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