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広島・秋山翔吾 米挑戦断念のリミット直前にマイナー契約が決まった驚きの場所「通訳がランチで…」

2022年12月27日 22:55

野球

広島・秋山翔吾 米挑戦断念のリミット直前にマイナー契約が決まった驚きの場所「通訳がランチで…」
秋山翔吾外野手 Photo By スポニチ
 広島の秋山翔吾外野手(34)が27日、文化放送の特別番組「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」(後8・00)にパーソナリティーとして出演。日本復帰前に経験したマイナー生活など、もがき苦しんだ2022年前半を振り返った。
 昨年に続きパーソナリティーを務めた秋山。ゲストに熱烈な西武ファンで知られるお笑いコンビ「中川家」の礼二を迎え、激動の2022年を振り返った。西武から海外フリーエージェント権を行使して、2020年にレッズ入り。メジャーでは2シーズン通算142試合で打率2割2分4厘、本塁打なし、21打点と好成績を残せず、今季開幕前にレッズを戦力外に。5月にパドレス傘下のマイナー3Aエルパソと契約を結び、16試合の出場で打率3割4分3厘、3本塁打、21打点だった。その後、同球団を退団し帰国。西武、ソフトバンク、広島からオファーを受け、広島入団を決意した。

 秋山が「吹っ切れてやれていた。腹くくって、楽しいっていう感情がその期間ありました」と語ったマイナー3Aエルパソ在籍時。そのパドレスに決まるまでには驚きの経緯があった。

 レッズ戦力外後に中々オファーが来ず、「4月30日をリミットに、ひと月オファーがなかったらたぶんもう(米国での挑戦の選択肢は)ないだろうな、と思っていたら代理人からも“ちょっともう、ないかもしれない”みたいなことを4月の20日ごろに言われたんですよ」と年齢的にも、過去2年の結果的にも新しい契約は厳しい状況だと言われていたと明かした。「日本で話があれば、なければやめなければ」と思う中でパドレスとの縁が突然訪れたという。

 「遠征でシンシナティ(レッズの本拠地)にパドレスが来ていたんですよ。ダルビッシュさんとかも。その時に通訳がパドレスの関係者と食事をしていたらしいんですよ。ランチで。そこにパドレスのGM補佐みたいなのが来て。パドレスは僕がメジャーに挑戦する時に一応、声をかけてくれていた球団だったので。覚えてくれていて。それで通訳に“何やってるんだお前”“いや秋山の通訳で今ここにいて、オファーないんだよ”みたいな話になった時に(GM補佐が)“ちょっと待ってろ”みたいになって。その日の夜にレッズ―パドレスをスタンドで見ながら聞き取りみたいな。“どういう条件を求めてるんだ”とか、会議室でもなくホテルとかでもなく試合見ながらスタンドで。三塁側だったんですよ、パドレス側の。そこでGM補佐といろいろ条項とか話して」と驚きの“交渉”があったことを明かした。

 結局、日本に帰る決断をすることになるが、秋山はパドレス側が考えてくれた6月までの短い契約について「契約ラインを引いてくれた6月15日までの(マイナーで過ごした)45日間。その短さも“良くても悪くてもここで最後。もがくとしてもここで終わり”と思えたので」と自身にとって良かったと説明。「自分の実力を知ることができた」、日米の野球の優劣ではなくメジャーの野球は「別物だった」と感じたというメジャー挑戦の“撤退の決断”を冷静に振り返っていた。

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