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福島敦彦氏 彦根総合の夏に向けての課題は攻撃陣 「振る能力」高める必要あり

2023年03月23日 07:00

野球

福島敦彦氏 彦根総合の夏に向けての課題は攻撃陣 「振る能力」高める必要あり
<彦根総合・光>初戦敗退を喫して肩を落とす彦根総合ナイン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第95回選抜高校野球大会第5日・2回戦   彦根総合0―2光 ( 2023年3月22日    甲子園 )】 【福島敦彦の迫球甲子園】初出場同士の一戦だったが、互いのチームスタイルを発揮した。彦根総合は昨秋同様、力ある投手陣の継投で勝機を探った。先発した右腕の勝田君は2回以降、毎回得点圏に走者を背負ったが、粘りに粘って無失点。7回、先頭打者を空振り三振に仕留めたところで左腕・野下君にスイッチした。92球の球数や勝田君自身の状態、加えて無走者から野下君に投げさせたいなど宮崎監督が総合的に判断したもの。手を打っての失敗は仕方がない。
 夏に向けての課題は弱さのある攻撃陣だろう。わずか3安打。最後まで光のエース右腕・升田君の真っすぐを仕留めることができなかった。各打者が打席内で何とかしようと工夫はしていたが、根本的に「振る能力」を高める必要がある。

 光は昨秋登板8試合を全て完投した升田君が期待通りの投球。140キロ強の真っすぐは威力があり、相手打者が合っていないこともあって無駄球をなくし99球での完投勝利となった。制球力も良く、次戦に向けても期待の持てる投球だった。(報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)

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