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侍・大谷 米国戦は「野球界の前進を感じた試合だった」 WBCに憧れる子供「増えてきてくれたら」

2023年03月23日 04:50

野球

侍・大谷 米国戦は「野球界の前進を感じた試合だった」 WBCに憧れる子供「増えてきてくれたら」
<日・米>優勝会見で質問に答える大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【WBC決勝   日本3-2米国 ( 2023年3月21日    マイアミ )】 【大谷に聞く】――試合前の声出しで伝えたかったこと。
 「僕らは知らず知らずのうち、米国の野球に対してかなりのリスペクトを持っている。尊敬のまなざしが逆に弱気な気持ちに変わってしまうケースが多々ある。今日一日だけはそういう気持ちを忘れて、本当に対等な立場で必ず勝つんだという気持ちをみんなで出したいなと思っていた」

 ――トラウトとの対決はいつ意識したか。

 「(ブルペンで)つくっている段階で来るんじゃないかなと思っていた。先頭と2人目、2死走者なしで来れば一番良いと思っていた。先頭を出してしまったのでそこは少しナーバスになっていた」

 ――日本の投手陣。

 「日本を代表する投手たちが一つにまとまってくれた。普段先発をしている人が中継ぎに回り、不慣れなポジションで投げる場面もあった。誰一人文句を言わず、チーム一丸となって自分にできることを最善を尽くしてくれた。感謝しかない。素晴らしい投手陣だった」

 ――高校時代の人生計画表でWBCのMVPと書いた。

 「野球人生の中での獲得したいものの一つとして書いていた。今日実際にそうなることができて、僕がMVPを獲ったとかではなくて、日本の野球が世界に対して通用する。勝てるんだとみんなで一つになって、短い期間だったけど、本当に楽しい期間だった」

 ――勝利につながったもの。

 「僕がどうのこうのではなく、第1回大会からいろいろな先輩たちが素晴らしいゲームをした。それを見てきて、ここでやりたいという気持ちにさせてもらったのが一番、大きい。今回、優勝させてもらって、そういう子たちがまた増えてきてくれたら本当に素晴らしいこと」

 ――この優勝は人生でどんな意味を持つか。

 「通過点としてこれからもっともっと頑張っていきたい。これからシーズンが始まるので、そこに向かって努力したい。今回運良く勝つことができたが、どこが勝っても不思議ではない。野球界の前進を感じた試合だった」

 ――栗山監督を胴上げできた。

 「こういう形でまた一緒に野球をするとは思っていなかった。いい経験をさせてもらったし、最終的に最高の形で終わることができた」

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