起死回生弾のオリ・森 ダイヤモンド一周の際には「西武の次打者を考えていた」ブーイングにも冷静

2023年03月31日 22:33

野球

起死回生弾のオリ・森 ダイヤモンド一周の際には「西武の次打者を考えていた」ブーイングにも冷静
<西・オ(1)>9回、同点ソロを放った森(「中央)はベンチに迎えられる(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3-2西武 ( 2023年3月31日    ベルーナD )】 オリックス新加入となった森友哉捕手(27)が、31日の古巣・西武との開幕戦に「5番・捕手」で先発出場。1軍初登板で開幕投手を務める3年目右腕・山下の好球を引き出し、さらに9回2死から起死回生の一発を放つなど、攻守で白星を手繰り寄せた。
 森の一撃から、延長10回の宗の決勝弾など、最後まで粘り強く戦ったチームに中嶋監督は「開幕で硬いところもあったかもしれないが、本当にみんなよくやった」とねぎらいの言葉をかけた。

 古巣でヒーローインタビューを受けた森は、第1打席でブーイングを浴びるなど、心中穏やかではない一幕もあった。だが「それだけずっと応援してもらっていたということ」と反対に西武ファンに感謝の気持ちを持ち、試合に集中。その結果として、9回の一発が生まれた。

 移籍後初安打が劇的な形で生まれたが、それでも森はダイヤモンドを一周しながら「(西武の)次の打者のことを考えていた」と捕手らしく冷静さも忘れなかった。延長10回の最後までマスクをかぶり、逆転勝利を支えた。

 森は「いいスタートを切れたが、継続してやらないといけない」と、最後まで冷静にオリックスでの1勝を振り返っていた。

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