巨人・坂本 逆転サヨナラ弾「気持ち良かった」連夜の劇勝&6連勝導く10号 17日にも9年ぶり交流戦V

2023年06月17日 05:30

野球

巨人・坂本 逆転サヨナラ弾「気持ち良かった」連夜の劇勝&6連勝導く10号 17日にも9年ぶり交流戦V
<巨・楽>9回、サヨナラ3ランの坂本を出迎え、歓喜の巨人ナイン(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人6―5楽天 ( 2023年6月16日    東京D )】 巨人の坂本勇人内野手(34)が16日、楽天戦で逆転サヨナラ3ランを放ち、交流戦Vに“王手”をかけた。3―5で迎えた9回無死二、三塁から左中間へ2試合連発の一撃。2年ぶり14度目の2桁となる10号は、自身13年ぶり6本目のサヨナラ弾で、チームを今季最多の6連勝に導いた。17日の結果次第で、14年以来9年ぶり3度目の交流戦優勝が決まる。
 午後9時19分。前日と全く同じ時間に、東京ドームは再び大歓声に包まれた。坂本が交流戦優勝へ“王手”をかけるサヨナラ10号3ラン。「気持ち良かった。凄い久しぶりだったけど、やっぱりいいですね」とダイヤモンドを笑顔で一周した。

 10年9月21日の横浜戦以来、自身6本目で原辰徳、松井秀喜らを抜いて球団5位タイとなるサヨナラ弾。13年ぶりというブランクは球団史上最長だった。

 9回は昨夜のヒーローから始まった。2点ビハインドで先頭の梶谷が初球を捉え左中間二塁打。重信も右前打でつなぐと、坂本の2球目で盗塁し、二、三塁となった。「凄く楽な場面で回してくれた。ここで打たないと格好悪い」。2ボールから酒居のフォークを一振りで仕留め左中間席へ。16年9月27、28日の中日戦以来、7年ぶりとなる2戦連続サヨナラ勝ち。今季1勝9敗で5連敗中だった「魔の金曜日」も消し去り、6連勝に導いた。

 殊勲の一打は左足をすり足のように踏みだしスイング。前夜にはノーステップで本塁打と、打席ごとにタイミングの取り方を変えている。「原監督からもアドバイスを頂いた。いろいろ試しながら、まだまだ若いつもりでやっている」。チームとともに開幕から低空飛行が続いていたが、2年ぶりの2桁本塁打に到達。原監督は「ひたむきさという点では全くルーキー時代から変わらないものがある」と称えた。

 17日に勝利しDeNAが引き分け以下、もしくは引き分けてDeNAが敗れれば、交流戦優勝が決まる。「変わらず、何とか明日勝ちたい」。過去2度の優勝も主力として支えた背番号6は、常に目の前の一戦だけを見据えていた。(小野寺 大)

おすすめテーマ

2023年06月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム