阪神・森下“再出発”の代打安打 前日好機で打てず涙…CSファイナルSへ「結果で返さないといけない」

2023年10月01日 05:15

野球

阪神・森下“再出発”の代打安打 前日好機で打てず涙…CSファイナルSへ「結果で返さないといけない」
<広・神> 8回1死、森下は左前打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1-2広島 ( 2023年9月30日    マツダ )】 横浜スタジアムでの悔し泣きから一夜明け、阪神・森下は敵地での広島戦で代打起用されて結果を出した。
 「まずは、どんな形であれヒット(のランプ)が付いたことは良かった」

 1―1の同点で迎えた8回の1死走者なしで登場。カウント2―0からの3球目、広島・島内の真ん中154キロ直球を振り抜いた打球は三塁手のデビッドソンのグラブをかすめて左前へ転がった。

 前夜のDeNA戦。5回無死満塁で三振に倒れるとベンチで涙を流した。3打数無安打、2三振の内容の悪さに岡田監督は「ボール球を振って。ずっと同じことの繰り返しやろ」と途中交代を決断。この日の出場についても明言していなかった。それでも即起用。「ちゃんとストライクを振ったやんか。それだけのこと」と合格点を与えると「18日(のCSファイナルS初戦)に、ちゃんと打ったらええんやから」と、さらなる打撃向上に期待を寄せた。

 森下自身も手応えをつかもうと必死だ。この日は、練習開始と同時にマツダスタジアムに隣接する室内練習場へ向かい、打撃ケージ内で約30分の打ち込み。その後は、屋外へ移動してフリー打撃の最終組に入って一心不乱にバットを振り続け、大粒の汗を流した。「結果を出したいので試した」と試合では、すり足から足を上げる打撃フォームに変更。ポストシーズンに万全で向かうために、今後も試行錯誤を重ねる。

 持ち前のフルスイングでともした「H」ランプ。「ヒットが出なくても(試合に)使ってもらった。結果で返さないといけない」。流した涙も汗も、無駄にはしない。(石崎 祥平)

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