巨人・松田宣浩が引退スピーチで涙 ファンと一緒にパフォ締め 「熱男」は「大好きな言葉」

2023年10月01日 20:21

野球

巨人・松田宣浩が引退スピーチで涙 ファンと一緒にパフォ締め 「熱男」は「大好きな言葉」
<松田 引退セレモニー>松田はナインから胴上げされる (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人1―0ヤクルト ( 2023年10月1日    東京D )】 今季限りで現役引退する巨人の松田宣浩内野手(40)が1日に「引退選手・特例登録」適用で出場選手登録され、同日のヤクルト戦(東京D)で「6番・三塁」に入って先発出場。2打数無安打で6回の守備からベンチに下がり、18年間のプロ野球生活に別れを告げた。
 チームが1―0で勝利を収めたあとには引退セレモニーが行われた。まずはこれまでの功績をまとめた映像が場内に流され、続いて小久保裕紀氏(51)、工藤公康氏(60)、秋山幸二氏(61)、王貞治氏(83)とソフトバンク時代の恩師4人からVTRでメッセージも届けられた。

 続いてマイクの前に立った松田は、40歳までプレーすること、家族全員がジャイアンツファンだった子供のころから応援していた巨人でプレーするという2つの夢をかなえることができたことに改めて感謝。球団関係者や原辰徳監督(65)、家族へも感謝の言葉を贈った。

 そして、「今でも私の大好きな言葉です。これからもよろしく。ありがとう」と代名詞となっていた「熱男」という言葉に対して異例の感謝を口にする場面もあった。

 「最後は最高の熱男で締めたいと思います。私がせーのというので、熱男という言葉で右手を上げていただければと思います。よろしいですか?」とスタンドに呼びかけ、「最高の熱男をよろしくお願いします。熱男~~~!」と今まで一番の「熱男」をファンに届けた。

 スタンドでは最愛の妻子が現役最後の雄姿を見守り、球場通路にはソフトバンク時代の監督だった工藤氏らから届いたたくさんの生花も飾られ、マッチの愛称で親しまれた松田の人柄が分かるラストマッチ。ファンだった原監督から花束を贈られ、熱く抱き寄せられると涙は止まらなかった。

 その後、場内一周。慣れ親しんだ三塁ベース付近に集まったチームメートたちからソフトバンク時代の背番号と同じ5度胴上げされ、三塁ベース付近でチームメートや家族と記念撮影。そのころには松田によく似合ういつもの笑顔に戻っていた。そして三塁ベース付近でチームメートとともに2度目の「熱男!」。最後の最後にベンチ前で3度目の「熱男!」をファンとともにやり遂げると、笑顔でベンチ裏へ引きあげた。

おすすめテーマ

2023年10月01日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム