阪神・村上 得点圏被打率1割台で目指せ由伸超え!「投げきれるように」2年連続最優秀防御率も意欲

2023年12月27日 05:15

野球

阪神・村上 得点圏被打率1割台で目指せ由伸超え!「投げきれるように」2年連続最優秀防御率も意欲
地元の球児たちと交流する村上(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・村上頌樹投手(25)が26日、故郷の兵庫県南あわじ市役所で「南あわじ市スポーツ賞 特別栄誉賞」の表彰式と「南あわじ市ふるさと応援大使」の委嘱状交付式に出席した。同市の応援大使は大相撲の照強以来2人目で、2年連続の最優秀防御率を目指して“土俵際の強さ”をテーマに掲げた。
 「無駄な失点もあったので、そこをなくしていければ、もっともっとよくなると思う」

 下の名前が同じ「しょうき(翔輝)」でもある初代大使は最高位が前頭3枚目(現在は幕下33枚目)。相撲と野球で競技は違っても、マウンドでの“粘り腰”は欠かせない共通点だ。

 大ブレークした今季の得点圏被打率.209は規定投球回到達投手ではリーグ4番目。そもそも得点圏67打数が極端に少なく、たとえピンチになっても安定感があった証拠だ。それでも、あふれる向上心は満足しない。「ランナーいるときのコントロールがちょっと甘くなる部分もあった。しっかり投げきれるようにしていきたい」と高みを見据えた。

 同学年でドジャースと大型契約で合意した山本は今季両リーグトップの同.147。勝てる投手の手本でもある“ギアチェンジ”を習得すれば、守本憲弘(かずひろ)市長の前で宣言した「2年連続の最優秀防御率」はおのずと見えてくる。

 市役所に続いて警察署、農業組合を行脚。賀集地区公民館での凱旋記念祝賀会では少年野球時代の先輩から「いずれ獲りたいタイトル」を聞かれ、「投手をやっているので、1回は沢村賞を獲りたい」と壇上で宣言して大喝采を浴びた。

 阪神戦のテレビ中継に夢中になった幼少期、藤川球児に憧れていた少年期を過ぎ、いまや南あわじの星。「しっかり活躍して、応援される選手になれるように頑張りたい。(子供たちと)何かの形で触れ合えればいいなと思う」。連覇とタイトルをひっさげて再び凱旋する1年後を思い浮かべた。 (阪井 日向)

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