阪神・梅野 24年シーズンは逆襲への挑戦 “胴上げ捕手”になるため打撃フォームを改造

2023年12月27日 05:15

野球

阪神・梅野 24年シーズンは逆襲への挑戦 “胴上げ捕手”になるため打撃フォームを改造
阪神・梅野 Photo By スポニチ
 阪神・梅野隆太郎捕手(32)が26日、本紙にコラム「梅ちゃん隆儀」を寄せ、逆襲をかける来季への思いを明かした。昨年8月に骨折した左尺骨の回復は順調で、すでに打撃練習も再開して新フォームにも着手。11年目となる24年シーズンはグラウンドでリーグ優勝の瞬間に立ち会う“胴上げ捕手”を最大の目標に掲げた。
 優勝旅行はイメージしていた以上に素晴らしい時間でした。初日の祝賀会は監督、選手、家族が集まって、みんなで1日を過ごせたのは本当に良かったです。なかなかああいう機会もないですし、みんなが笑顔で楽しそうにご飯を食べて。純粋にもう一度優勝したいな、と思えました。ゴルフにも2回ほど行きましたが、ほとんどの時間は家族と過ごして日頃の感謝を込めてサービスしました。

 ハワイから帰ってきて思ったのは、日本はめちゃくちゃ寒いですね…。それでも、しっかり優勝旅行でリフレッシュできたので帰国翌日から動いています。リハビリは順調に進んでいて打撃練習も再開しました。故障した箇所の可動域がなかなか広がらずに不安もありましたが、今はだいぶ戻ってきましたし、問題なくスイングできるようになりました。ドクターの方には、打てるようになれば、どんどん動かしていった方がいいと言われていますし、これからはどんどん数をこなしていこうかなと考えています。

 打撃では一つ大きな挑戦もします。ガラッとフォームを変えました。打つ方もなかなか成績を残すことができなかったので、自分から何か変えていかないといけないし、大きなことをしようと。動きを少なくして、シンプルにバットが出やすいように、今年までは前(投手方向)で構えて後方でトップをつくっていたものを、最初からトップを後ろでつくって振り出すイメージです。捕手からの目線でも動きが少なくバットが出てくる打者はすごく嫌なので。今年まで同一リーグだった西川(オリックス)がそうでした。リハビリ期間中に西川もそうですし、いろんな選手の動画を見て参考にしながらチャレンジしてみようと決めました。

 今年は開幕からなかなかうまくいかない日々が続いて、8月に骨折で戦線離脱してしまいました。プロに入ってここまで大きなケガ、長い期間チームを離れることは経験したことがなかったので正直、いろんな感情が湧いてきました。来年はケガなく1年を戦い切りたいですし、今年味わった試合に出られなかった悔しさやもどかしさをぶつけるシーズンにしたいです。

 そして、チーム一丸となって頂点を目指す中でリーグ連覇の瞬間にプレーヤーとしてグラウンドに立っていたい。ザキ(岩崎)なのか、京己(湯浅)なのか…最後を締める投手とマウンドで抱き合えるようにしたい。これは昨年の今頃もずっとイメージしてきたものなので。もう約1カ月後には沖縄に行ってることを考えると、来季への準備、戦いはもう始まっています。ファンの皆さま、今年一年、熱いご声援をありがとうございました。良いお年をお迎えください! (阪神タイガース捕手)

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