ドジャースが山本由伸の獲得を正式発表 12年総額3億2500万ドル(約465億円)と米メディア報道

2023年12月28日 05:01

野球

ドジャースが山本由伸の獲得を正式発表 12年総額3億2500万ドル(約465億円)と米メディア報道
山本由伸 Photo By スポニチ
 ドジャースは27日(日本時間28日)、オリックスからポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ移籍を目指していた山本由伸投手(25)を獲得したと発表した。契約年数は12年で背番号は「18」。米メディアなどによると、投手史上最長かつ最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円)の長期契約で、大谷のような後払いはない。
 山本はドジャースを通じて英文で「オリックス、ドジャースの関係者、そしてフリーエージェント交渉の過程で多くのサポートをしてくれた多くの人たちに感謝したいです。ドジャーブルー(のユニホーム)を着ることができて非常に興奮しています。満員のドジャーススタジアムでプレーするのが待ちきれません」とコメントした。

 21日(同22日)に複数の米メディアが双方が契約合意に達したと報道していたが、球団からの正式な発表はこれまでなかった。ドジャースは公式Xで英語だけでなく「ロサンゼルスへようこそ、山本由伸!」と日本語で表記する念の入れよう。さらに背番号18のユニホームを着た山本のイラストも掲載した。日本時間28日午前8時からは山本の入団会見が行われる予定だ。

 

 山本をめぐってはヤンキースやメッツも獲得に乗り出すなど、広い北米大陸の東西で繰り広げられた激烈な争奪戦となったが、選んだのは西の名門ドジャースだった。

 山本のド軍入りに大きな力を発揮したのが大谷だ。自身の10年総額7億ドル(約1015億円)という巨額契約は後払いにし、補強のための予算枠に余裕を持たせ、球団へ「ぜひ山本を獲得してほしい」と進言。12日(同13日)に行われた山本とド軍側の面談にも同席、交渉後には会食もした。山本も大谷との「共闘」で世界一を目指す決断を下した。

 山本は今年3月、WBCで侍ジャパンの一員として14年ぶり3度目の世界一に貢献。シーズンでは23試合に登板し、16勝6敗、防御率1・21と圧倒的な成績を残した。勝ち星、防御率に加え、169奪三振、勝率・727で3年連続の投手4冠を獲得。チームをリーグ3連覇に導くなど、文句の付けようがない活躍を見せた。プロ7年間で70勝29敗、防御率1・82、勝率・707と高いレベルで安定。日本の至宝が満を持して海を渡る。

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