ドジャース・大谷 由伸初勝利をマルチ安打でアシスト 乗ってきた打率3割台、試合前に誠也と談笑

2024年04月08日 02:28

野球

ドジャース・大谷 由伸初勝利をマルチ安打でアシスト 乗ってきた打率3割台、試合前に誠也と談笑
<カブス・ドジャース>メジャー初勝利を挙げた山本(右)をタッチで祝福しようとするも気づかれない大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース4―1カブス ( 2024年4月6日    シカゴ )】 大谷特有の体に巻き付くようなスイングから快音が続いた。初回無死一塁。左腕ウィックスのスライダーを捉え、打球速度106・1マイル(約171キロ)の痛烈な右前打を放った。5回1死一塁では内角のシンカーに詰まりながらも左前に落とし、先制の決勝点を演出。2安打で打率は.304となり、3月28日のカージナルス戦以来となる3割に乗せた。
 3日のジャイアンツ戦で自己ワーストを止める41打席目、開幕9試合目で移籍後初アーチ。「徐々に良くなっている」と語っていた通り、初めて敵地リグリー・フィールドでプレーした5日のカブス戦では2戦連発を放った。23年7月15~17日以来の3戦連発こそ逃したが、3試合連続マルチ安打で山本のメジャー初白星を援護。試合終了直後には自ら歩み寄り、ハイタッチで祝福した。

 試合前には同じ94年生まれで親交の深い鈴木とグラウンドで約2分間、旧交を温めた。大谷が5日の本塁打を再現したような“エアスイング”を見せ、最後はがっちり握手し、笑みを浮かべて言葉を交わした。

 4―1で勝ったチームは開幕から11試合目にして初めて5得点を下回った。ロバーツ監督は「あと少しだったね」と笑ったが、8勝3敗と大きく勝ち越し、ナ・リーグ西地区の首位を快走する。毎打席起こるブーイングは、大谷の力が認められている証明。好調を維持するチームの中で、大谷も着実に状態を上げてきた。(柳原 直之)

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