ドジャース名手ロハス 雨天中断のタイミングに異議「もっと早く試合を止めフィールドを整備すべきだった」

2024年04月08日 12:20

野球

ドジャース名手ロハス 雨天中断のタイミングに異議「もっと早く試合を止めフィールドを整備すべきだった」
<カブス・ドジャース>4回の雨天中断時に審判に詰め寄るロハス(左)と間に割って入るドジャース・ロバーツ監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース1-8カブス ( 2024年4月7日    シカゴ )】 日米通じて初対決となったドジャースの大谷翔平投手(29)とカブス・今永昇太投手(30)の注目の一戦が7日(日本時間8日)に行われた。4回途中で降雨により試合が一時中断となり、2時間51分の中断を経て再開されたが、ドジャースのミゲル・ロハス内野手(35)が審判団の雨天中断のタイミングに異議を唱えた。
 気温1桁の寒さに加え、試合前から雨が降っていたリグリー・フィールド。試合は予定通り開始となったが、2回裏から雨脚が強くなった。3回、今永がマウンドに上がった際にはマウンドやホームに土がまかれ、4回の投球前には内野にも土がまかれた。さらに4回のカブスの攻撃中にも試合を止めて内野に土を入れたが、雨の影響もあってか名手・ロハスの一塁への悪送球のよる適時失策。ドジャースが0-6の1死一、三塁となったところで中断となった。中断が宣告されると、ロハスが審判団に詰め寄り、デーブ・ロバーツ監督が間に入って制止する場面もあった。

 現地時間午後2時43分から午後5時34分までの2時間51分の中断の末、ようやく試合が再開されたが、ドジャースは3失策もあって1-8で完敗した。

 ロハスは試合後、雨天中断のタイミングについて言及。「私は水たまりの中でプレーした。みんながわかっていた通り、最高のコンディションではなかった。ホームベースでも滑った。私のためだけではなく、チームみんなのために適切な処置がなされるべきだった。私たちのチームだけの話ではない。選手みんなことだ。互いに気を配らなければいけない。5イニングをプレーしなければいけなかったが、正しい形ではなかった」と主張した。

 これがシカゴでの3連戦最終戦でもあり、ロハスは「みんなが理解していた。私たちはベースボールを長くプレーし、ビジネスの面も理解している。もうシカゴではプレーしないから、ゲームを成立させなければいけなかった。私たちは162戦をプレーし、終盤戦まで力強く戦わなければいけない」と日程面に理解を示しつつも「雨天による中断で誰も2時間も待ちたくはないけれど、これが私たちの仕事だ。明日もミネソタで試合があるから、ここで7時ごろまで待つしか手段がなかった。ただ、もっと早く試合を止め、フィールドを整備すべきだった」と話した。

 ロバーツ監督も「天気がどうなっていくかはわかっていたから、難しかった。理想的ではない環境の中で、5回をプレーしたいという点は同意していた。ただ、4回、私たちが何人かの打者と対戦したあとに中断したことが気に入らなかった。そこでフィールドはプレーできない状態になった。難しい状況の中で、5回をプレーして先に進みたかったが、そうはならなかった。正直を言えば、ミゲルは4回はプレーしたくなかったと思う。選手たちの健康に留意しなければいけない。彼が転び、スリップしたプレーでケガをしなかったのはよかった。ただ、そこでもフラストレーションを感じたのだろう」と話していた。

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