槙原寛己氏 ほろ苦デビューのDeNA小園は指にかかったボールを連続して投げないと

2024年04月11日 05:30

野球

槙原寛己氏 ほろ苦デビューのDeNA小園は指にかかったボールを連続して投げないと
<D・中>DeNA先発の小園(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA1―6中日 ( 2024年4月10日    横浜 )】 【槙原寛己 視点】小園にとって、1軍との実力差を感じた初登板だったと思う。
 初回の細川の先制打。2軍の打者なら打ち損じる外角スライダーを強引に持っていかれた。2回は不運な当たりで失点すると、球数が70球を超えた3回は完全にバランスを崩し、投手にもタイムリーを許した。基礎的な体力が足りないから体が倒れ、ボールが引っかかってしまう。やはり1軍になるとしっかりと指にかかったボールを連続して投げないと抑えられない。

 高校時代より球速が上がってこないことは気になるが、今日投げてまず何が足りないかを人に教わるのではなく自分で感じ、今後の練習の糧にしないといけない。体力不足なのか、コントロールがないのか、追い込んでからの決め球を直球、あるいはフォークにするのか。次回登板までやることはまだまだあるはずだ。(スポニチ本紙評論家)

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