巨人・小林誠司「僕の精いっぱいなんで」2年ぶり打点が菅野連勝呼ぶV打 リードしては2戦連続完封リレー

2024年04月11日 21:32

野球

巨人・小林誠司「僕の精いっぱいなんで」2年ぶり打点が菅野連勝呼ぶV打 リードしては2戦連続完封リレー
<ヤ・巨>殊勲の小林は、敵地でのヒーローインタビューを終えガッツポーズ(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―0ヤクルト ( 2024年4月11日    神宮 )】 菅野が投げて、小林が打って、巨人が「スガコバ」で今季初の3連勝!小林誠司捕手(34)が11日、ヤクルト戦(神宮)に「7番・捕手」で先発出場。0―0の6回に待望の今季初安打となる先制打を放った。投げては菅野智之投手(34)が6回100球を投げ3安打4奪三振2四球無失点の力投で今季2勝目。小林の決勝打で菅野が勝利するのは、2021年9月12日の広島戦(マツダ)以来3年ぶりとなった。
 敵地・神宮のスタンドからも「コバヤシ~っ!」の声援が聞こえる。決勝打となる今季初安打で相棒・菅野の勝利をアシストした小林は「僕の精いっぱいなんで毎打席打てるように必死に練習して頑張りたい」と照れ笑いで582日ぶりとなる打点を振り返った。

 「勝ったことが一番うれしい」。菅野の投球には「状態がいいですし、攻める投球ができている」と笑顔で語った小林。「スガコバ」で今季初3連勝を決め、自身がマスクをかぶった試合は2戦連続で完封リレーとなった。「必死でやってきているだけ」。歓声に最後まで謙虚だった34歳が、4年ぶりリーグ優勝のキーマンになるのは間違いない。

 力投を続ける相棒・菅野に先制点をプレゼントしたのは今季無安打の小林だった。582日ぶり打点。5回まで3安打無失点の快投を見せてきた菅野が、キャッチボールを始めていたベンチ前で何度も何度もガッツポーズを見せた。

 0―0の6回だった。先頭の岡本和が空振り三振、続く坂本が中飛に倒れた後だった。6番・佐々木が四球を選び出塁すると、打席には小林。佐々木が盗塁に成功すると、相手先発左腕・高橋奎二が投じた3球目、内角寄りの直球を詰まりながらも左前へ。二走・佐々木は一気にホームにヘッドスライディングし先制点をもぎ取った。佐々木はベースを叩き歓喜。2022年9月7日のDeNA戦(東京D)以来、自身2年ぶりとなる適時打に小林は一塁ベース上で爽やかな笑みを浮かべて両腕を上げガッツポーズを見せた。

 ▼菅野 1点もやれない展開だったので少し窮屈な投球になりましたが、その中でも無失点で抑えられたのは良かったです。細かいコントロールがまだまだだったので、次の試合はしっかり投げ切れるようにまた調整していきます。今日は誠司がうまくリードしてくれました。感謝です。

 <小林の昨シーズン>9月15日の中日戦(バンテリンD)の9回に5月4日以来となる打席でチーム130試合目、自身21試合9打席目に初安打をマーク。プロ初のシーズンノーヒットで終わるかと思われた中での歓喜の中前打だった。

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