【関西学生野球】近大「2番・三塁」で一年生の谷本が初スタメン 学びの多い一戦に

2024年04月21日 15:29

野球

【関西学生野球】近大「2番・三塁」で一年生の谷本が初スタメン 学びの多い一戦に
<近大ー同大> 4回無死、一年生ながら2番・三塁で起用された近大・谷本は同点の口火となる中前打を打つ Photo By スポニチ
 【関西学生野球春季リーグ第3節2回戦   近大1―2同大 ( 2024年4月21日    ほっともっとフィールド神戸 )】 降りしきる雨の中、8回一死二塁と同点機を迎えたことろで中断し、そのまま降雨コールド負けとなった。光元一洋監督は「愚痴を言っても仕方ない。明日、最善を尽くせるように切り替えよう」とナインに語った。
 開幕から2番を務めていた勝田成内野手(3年)が負傷欠場する苦しい布陣だった。光元監督は勝田の代わりにルーキーの谷本颯太内野手(1年)を「2番・三塁」で抜擢する。「きのうの試合の延長10回に代打で出て0―2から四球を選んだ。これは使える」と。

 谷本は広陵高でも2番打者として3番・真鍋慧(けいた=現大商大)につなぐ役目を担った。光元監督も「2番の適性があるのは分かっていましたから」と言う。4回に外角低めの難しい直球を中前に運び、同点のホームを踏む。6回には無死一塁の場面で初球を送りバントして仕事をきっちり果たした。「先発は朝、言われました。2番・三塁は広陵以来ですね。真鍋の活躍はタイプが違うので刺激にはならないけど…。励み?そうですね」と谷本。自身の打席で中断してそのままコールド負けになったこと。そして、もう一つ心残りがある。

 5回二死一、二塁で三遊間を破る当たりを追った谷本は二塁走者の走路に入っていた。「気がついた時にはランナーが目の前にいて…」。レフトの野間翔一郎外野手(3年)の好返球で本塁タッチアウトの宣告があったが、三塁塁審が試合を止めて谷本の走塁妨害を取った。同大の決勝点の生還が認めらた。走者との接触はなかったが、走者が谷本を避けて足を滑らせる動作を見た審判の判断だった。打でルーキーらしからぬ活躍を見せた谷本だったが、学びも多い初スタメンだった。

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