こどもの日に阪神・木浪がメッセージ “まねる”から“学ぶ”へ…ものまねも自主性育む大切な練習

2024年05月05日 05:15

野球

こどもの日に阪神・木浪がメッセージ “まねる”から“学ぶ”へ…ものまねも自主性育む大切な練習
阪神・木浪 Photo By スポニチ
 阪神・木浪聖也内野手(29、写真)が4日、きょう5月5日の「こどもの日」に合わせて子供たちにメッセージを送った。自身の幼少期や学童期を振り返り、野球で得た経験から自主性や主体性の大切さを説いた。「やらされる練習よりも自ら進んでやること」。座右の銘である「継続は力なり」がいかに重要であるかを言葉に乗せた。 (取材・構成 石崎 祥平)
 雪深い冬の時期以外は、毎日のように白球を追いかけていた。木浪は生まれ育った青森で小学1年から本格的に野球を始めた。当時はプロ野球選手とは無縁で、野球教室などで指導を受けたこともなかった。プロ野球選手となった今、学童期の記憶をたどった。

 「やらされる練習が多かった。もっと意欲的に練習をしとけばよかったなと思う」

 当時は自宅近くでの壁当てや素振りなどは日課だった。しかし練習の引き出しも少なく指導者主導の練習を繰り返していた。そんな中、夢中になったのがプロ野球選手の「ものまね」だった。テレビ画面に映る外国人選手の打撃フォームをまねてバットを振ったことで発見があった。

 「ずっとものまねをやっていた。構えは?スイングはこうかな?とか…。こうじゃないとか、これがいいかもしれないと」

 「まねる」から「学ぶ」に変わった瞬間だった。現在はSNS等の普及などによってプロ野球選手や一流のプレーが身近に感じられる時代。それだけに子供たちに「まねる」ことの重要性を説く。
 
 「最初は間違っていてもいい。まずは面白いなと思ったことをやってみること。野球以外でも大事なことかもしれない」

 自身は「ものまね」から自主性や主体性が生まれ、考える力が備わったことで技術向上につながった。無限の可能性を秘めた子供たちへのメッセージは「大切なことは継続すること」。「ものまね」をされる立場になった今、少しでも子供たちの参考になるプレーを心がけている。

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