大谷翔平 ポルシェのミニカー贈呈は名物リポーターの発案だった「やったらどうだと言ってくれた」

2024年05月05日 13:44

野球

大谷翔平 ポルシェのミニカー贈呈は名物リポーターの発案だった「やったらどうだと言ってくれた」
大谷の囲み取材に参加するキルステン・ワトソンさん(右)(撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース11―2ブレーブス ( 2024年5月4日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が4日(日本時間5日)、本拠でのナ・リーグ東地区6連覇中の強豪ブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で出場6試合ぶりの一発となる今季8号を放ち、デーブ・ロバーツ監督(51)の日本生まれのドジャース最多本塁打記録を抜いてトップに立った。
 今季8号を放ち、指揮官の記録を超えた一発について「甘い球をしっかり振り抜けたので良かったかなと思います。その後の打席もアウトの打席も比較的良かった。(指揮官超えは)うれしいですし、もっともっと伸ばせるように頑張りたいと思います」と振り返った。

 また、指揮官にミニカーをプレゼントした翌日に一発が生まれたことについては「いいタイミングで打てたので良かったと思います」と笑った。貯金は今季最多の9に伸ばし「幸先よくカード2つ取ったので、また明日3つめ取れるように切り替えて頑張りたいです」とカード最終戦に向けて意気込んだ。

 指揮官は大谷の取材中にプレゼントされたミニカーを持参して乱入。「これが昨日翔平からもらったプレゼントだ」と報道陣にミニカーの実物を披露し「おめでとう」と大谷と握手すると、「今夜翔平が私の日本生まれのドジャース選手の記録を超えた。本当にありがとう。これが私の車だ。ジョー(ケリー)の車は私のオフィスにはフィットしないが、この車は私のデスクにフィットする。サンキュー、翔平」と高笑いして後にした。

 大谷はその後の取材で「車が欲しいと言っていたので喜んでもらえてよかったです。笑ってもらうのが好きなので、また何かあればやりたいと思います」と意図を明かした。ポルシェのミニカーをプレゼントするアイデアは「ワトソンさんがやったらどうだと言ってくれました」と話し、スポーツ専門局「スポーツネットLA」のリポーター、キルステン・ワトソンさんの発案だったことを明かした。さらに指揮官に本物のポルシェをプレゼントする考えがあるかを問われると「ワールドシリーズに勝てたら考えます」と条件を提示した。

 会心の一発が生まれたのは3回だった。先頭として打席に入ると、昨季12勝を挙げたメジャー3年目の右腕ブライス・エルダーの内角高めの速球を強振。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、34度で飛び出した打球は392フィート(約119.4メートル)地点の右翼席で弾んだ。大谷は笑顔でダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で指揮官からハイタッチで出迎えられた。昨オフ、大谷が「君のために本塁打を打つ」というビデオメッセージでレイズからの移籍を決断させたエース右腕タイラー・グラスノーの登板日は今季3本目の本塁打となった。

 この日の試合前には大谷がロバーツ監督にポルシェのミニカーをプレゼントしていたことが明かされた。大谷は背番号「17」を譲ってくれた同僚・ケリーの妻に高級車で知られるポルシェをプレゼントことで知られる。指揮官は「昨日、贈り物をもらったんだ。私のドジャースのアジア記録を間もなく破ろうとしている選手だ。ポルシェをオフィスに持ってきた彼が素晴らしい小さなポルシェをくれた。彼が車を買ってくれたことは事実。机の上に置いてある」とミニカーであることを種明かし。ほのぼのとするジョークに取材の輪は爆笑で包まれた。

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