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偉業達成!ダルビッシュが史上3人目の日米通算200勝「これでほっとできる」野茂、黒田に次ぐ快挙

2024年05月20日 11:03

野球

偉業達成!ダルビッシュが史上3人目の日米通算200勝「これでほっとできる」野茂、黒田に次ぐ快挙
ブレーブス戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   パドレス9-1ブレーブス ( 2024年5月19日    アトランタ )】 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日(日本時間20日)、敵地でのブレーブス戦に先発。7回2安打無失点と好投し、今季4勝目を挙げ、史上3人目となる日米通算200勝を達成した。
 本来は前日18日(同19日)の同戦に先発予定だったが、雨天中止となりスライド先発。それでもベテランらしく影響を感じさせず、強力ブレーブス打線に仁王立ちした。

 初回、2回に安打を許したものの打者が2回り目に入った3回以降は相手打線を無安打。ナックルカーブを織り交ぜ緩急を有効に使い、今季最多9三振を奪った。

 これで4月14日(同15日)のドジャース戦の5回から25イニング連続無失点となり、レンジャーズ時代の2013年にマークした18回を抜き、メジャー自己最長となった。

 打線も初回にクロネンワースの8号2ランなどで3点を先制すると、4回にはタティス、プロファーの連続適時二塁打などで4点を加えるなど5回までに8点を奪い強力援護し、完勝した。

 ダルビッシュは今季ここまで8試合で3勝1敗、防御率2.43。前回12日のドジャース戦は大谷翔平が欠場するも5回2死まで完全投球を見せ、7回2安打無失点で勝利投手となり3連勝と好調を維持していた。前回登板後には「なるべく早く(200勝を)達成して気が楽になりたい」と語った。

 過去に日米通算200勝を達成しているのは元ドジャースの野茂英雄(日本78勝、米国123勝=計201勝)と元ドジャースの黒田博樹(日本124勝、米国79勝=計203勝)の2人だけ。

 試合後、ダルビッシュは「特に実感はないんですけど…明日ダブルヘッダーなので長いイニングを投げられて良かったと思います」と謙遜。「NHKさんが生中継、大谷くんのやつ(放送)をやめてまでやってくださってるので、今日で何とか決めたいなという気持ちはありました」と笑みを浮かべた。

 そして、「1日(雨で)ずれて体の力もあまりなかったけど変化球が良くて、カーブが途中から良くなったので、いろんな球をミックスしながら上手く相手の集中力を逸らすことができた」と振り返った。

 改めてプロ20年目での大台到達に「プロ入った時にいろいろあって、その中でファイターズファンの方々、日本全体で自分を優しく育ててくださったので、それがやっぱり自分の元になってる。そういう感謝を忘れずにやっています」と周囲に感謝。偉業に「ちょっとこれでほっとでできるので、次また201勝目できるように明日からまたしっかり調整したいです」と柔和な表情を見せた。

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