大谷翔平のバント安打に地元メディア「どの投手も当惑させる」「エゴがない。勝つために何でもする」

2024年05月21日 14:37

野球

大谷翔平のバント安打に地元メディア「どの投手も当惑させる」「エゴがない。勝つために何でもする」 — 20日のダイヤモンドバックス戦初回、バントの構えをする大谷 Photo By スポニチ

【ナ・リーグドジャース6－4ダイヤモンドバックス（ 2024年5月20日ロサンゼルス）】ドジャースの大谷翔平投手（29）が20日（日本時間21日）、本拠ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で見せたバント安打に米メディアも興奮した。

　大谷は初回の第1打席、相手先発・マンティプライが初球を投じると、すかさずバットを寝かせてセーフティバントを試みた。相手左腕の前に打球が弾むと、一塁ベースまで全力疾走。一塁手・ウォーカーが左腕からの送球を取り損ね、大谷はセーフに。内野安打が記録された。

　このバント安打を地元メディア「ドジャース・ネーション」は公式X（旧ツイッター）で「大谷翔平選手が完璧なバントを決めて試合開始！この男はどの投手も当惑させる。私は彼が大好きだ」と興奮気味に称えた。

　同メディアのノア・カムラス記者も自身のXで「この男にはエゴがない。ドジャースが勝つために何でもするだろう」とメジャートップのOPSを誇る大谷がバント安打で出塁しようとする献身的な姿勢に賛辞を送った。

　試合は0－1の3回にエンリケ・ヘルナンデスの3号ソロで追いつくと、無死満塁からフリーマンが5号満塁本塁打を放って勝ち越しに成功。スミスにも5号ソロが飛び出し、この回3発6点を奪った。

　投げては先発・山本がメジャー最多となる100球を投じ6回1/3を7安打2失点にまとめ5勝目。ドジャースが4連勝を飾り、50試合で33勝17敗、貯金16とした。

　大谷は第1打席はバント安打で出塁すると、3回の第2打席は四球を選んでフリーマンの本塁打を呼び込んだ。5回の第3打席は左飛、8回の第4打席は一直で3打数1安打、打率・353となった。