広島・栗林 プロ初登板初S挙げた本拠地マツダで100S決める 2戦2Sなら日本人投手最速

2024年05月21日 06:00

野球

広島・栗林 プロ初登板初S挙げた本拠地マツダで100S決める 2戦2Sなら日本人投手最速
広島・栗林 Photo By スポニチ
 広島の守護神・栗林良吏投手(27)が、21日から本拠地マツダスタジアムで首位攻防となる阪神3連戦での大台到達に意欲を示した。プロ4年間で175試合に登板して98セーブを積み上げ、節目の「100」まであと2に迫る。日本人投手の最速達成も懸かり、登板2試合で2セーブを挙げれば、馬原孝治(ソフトバンク)の178試合を更新する。
 4―1の9回を3者凡退で締め、03年の広島・永川勝浩(現1軍投手コーチ)以来、史上5人目のプロ初登板初セーブを挙げた21年3月27日の中日戦(マツダ)から足かけ4年。栗林にとって、メモリアルな3桁の数字が目前に迫ってきた。

 「こういう数字は、現役が終わった時に歴史に名を残すというのか。その意味ではうれしいことですが、今は別に数字を目標にやっているわけじゃない。一つ一つの登板を大事に…と思っています」

 ここまで98個のセーブを積み上げ、節目の100セーブまであと2。広島の絶対的守護神にしてみれば単なる通過点で、素っ気なく「何とも思っていないので」と言うのもうなずける。それでも本拠地マツダでの大台到達には期待が膨らむ。

 「本拠地で達成できるのがベストかも。ただビジターにもカープファンがいる。どの球場であっても、なるべく早くファンの皆さんの前で挙げられれば」

 きょう21日から1・5ゲーム差で追う阪神と首位攻防3連戦。同カードはロースコアの接戦が多く、今季7戦4勝(2敗1分け)のうち3試合でセーブを挙げているとなれば、本拠地のファンに勇姿を披露する可能性は決して小さくない。

 「接戦が多いと、気持ちをつくりやすい。毎日出番があると思って準備できるので。もちろん、点を取ってほしいと思う時はあるけど、出番が回れば頑張るだけなので」

 日本人最速100セーブも懸かる。ここまで175試合に登板。2試合で2セーブを挙げれば、178試合で到達した馬原孝治(ソフトバンク)を上回る。

 「佐々岡さん(前監督)、新井さんが毎回、いいところでマウンドに送り出してくれるおかげだと思っています。首脳陣の方々に感謝です」

 裏返せば、栗林がパフォーマンスで厚い信頼を築いてきた証でもある。広島の大台達成者は大野豊、佐々岡真司、永川勝浩、中崎の4人。5人目に名前を刻めば、奪首にもつながる。(江尾 卓也)

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