大谷翔平 2試合ぶりマルチ安打 今季3度目1試合2盗塁決め、青木宣親を抜いて日本選手歴代3位99盗塁

2024年05月22日 12:43

野球

大谷翔平 2試合ぶりマルチ安打 今季3度目1試合2盗塁決め、青木宣親を抜いて日本選手歴代3位99盗塁
二盗を決めるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース―ダイヤモンドバックス ( 2024年5月21日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席にチーム初安打となる左翼線二塁打を放つと第3打席でも安打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。また、今季3度目の1試合2盗塁を決めてメジャー通算99盗塁とし、青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手歴代3位となった。
 第3打席は1―4の1死三塁の好機で迎えた。2ボールから右腕ファットのチェンジアップを捉えると、打球速度102.6マイル(約165.1キロ)の痛烈な打球が一、二塁間を破り、三塁走者を迎え入れた。さらに次打者フリーマンの打席でこの試合2個目の盗塁となる二盗に成功。今季13個目の盗塁でメジャー通算99盗塁とし、青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手ではイチロー(509盗塁)、松井稼頭央(102盗塁)に次ぐ日本選手歴代3位の盗塁数となった。盗塁成功率は依然として100%をキープしている。そして4番スミスの適時二塁打をおぜん立てし、3得点に絡む活躍を見せた。

 大谷は開幕直後の得点圏は19打数1安打で打率.053に低迷も、その後の得点機では19日のレッズ戦のサヨナラ打も含めこれで32打数12安打の打率.375と勝負強さを見せている。

 0―2の4回先頭で迎えた第2打席で快音を響かせた。右腕ファットの95マイル(約152.8キロ)速球にやや差し込まれながらも左翼線へはじき返し、チーム初安打を放った。さらに1死後に今季12個目の盗塁、今季初となる三盗を決め、昨季ゴールドグラブ賞を獲得した捕手モレノの悪送球を誘って足で1点を返した。

 大谷は前日の第1打席に相手左腕・マンティプライの初球でセーフティーバントを試みて投手への内野安打を記録。バント安打は公式戦では2022年4月以来2年ぶりだった。3回無死一、二塁の第2打席は四球で好機を拡大し、フリーマンの満塁本塁打を呼び込んでチームの4連勝に貢献。3打数1安打で打率・353のまま、ナ・リーグ首位打者をキープした。本塁打王を争うブレーブスのオズナが20日のダブルヘッダーで13、14号を放って大谷に1本差をつけているだけに、オズナに並ぶ一発が期待されている。

 関大の宮本勝浩名誉教授は、ドジャースにおける大谷の今年の経済効果が約865億1999万円に上るとの試算を発表した。昨年優勝した阪神の経済効果(約872億2114万円)とほぼ同額。観客増やグッズの売り上げ増、スポンサー契約など多方面での収益アップが寄与し「阪神優勝の経済効果は選手全員でつくり出したものだが、大谷選手はたった一人。空前絶後の金額」と驚きの声を上げた。昨季エンゼルスでの大谷の経済効果は約504億1008万円で、約1.7倍と大きな注目を集めている。

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