ド軍監督 ユニホーム破れる2盗塁の激走で日本選手歴代3位99盗塁の大谷翔平を絶賛「アメイジングだ」

2024年05月22日 13:30

野球

ド軍監督 ユニホーム破れる2盗塁の激走で日本選手歴代3位99盗塁の大谷翔平を絶賛「アメイジングだ」
三盗の後、捕手の悪送球を誘って本塁に生還し、ロバーツ監督(右から2人目)らナインに出迎えられるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース3―7ダイヤモンドバックス ( 2024年5月21日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、2試合ぶり、今季22度目のマルチ安打をマークするなど4打数2安打1打点。また、今季3度目の1試合2盗塁を決めてメジャー通算99盗塁とし、青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手歴代3位となった。しかし、チームは3―7で敗れて連勝は4で止まった。
 大谷がユニホームが破れるほどの激走を見せてチームの全3得点に絡んでも勝利にはつながらなかった。相手捕手は昨季ゴールドグラブ賞を獲得したモレノ。2盗塁の激走でユニホームの左膝や左臀部が破れ、試合中に交換するほどのハッスルぶりだった。

 試合後、ロバーツ監督は大谷の2安打2盗塁の活躍について「翔平はアメイジング・ベースボールだ。打席の内容も良いし、必要なら四球も選ぶ。盗塁を決めてチームにエネルギーをつくり出し、いけるという肯定的な気分にさせる。1点目は捕手の悪送球を誘い、1人で得点してくれた。バットでも二塁打の後に、適時打、そして最後の打席は本塁打にできるところだった。バットでも足でもゲームの流れを変えられる。ベースランニングでは頭を使ってアグレッシブに走っている」と絶賛した。

 この日の2盗塁で年間41盗塁ペースとなったことには「今、打線の調子がすごくいいわけでもない中で、スピードが攻撃をつくり出してくれる。そして翔平は走る意欲を見せている。ファンにとっても良い。今季は投げないから、攻撃に全てのエネルギーを注ぎこめる。この調子ならバットでも足でも素晴らしい成績を残せる。特別なシーズンになる」と40本塁打以上、40盗塁以上を記録する史上6人目の「40―40」へ期待を込めて話した。

 0―2の4回先頭で迎えた第2打席で快音を響かせた。右腕ファットの95マイル(約152.8キロ)速球にやや差し込まれながらも左翼線へはじき返し、チーム初安打を放った。さらに1死後に今季12個目の盗塁、今季初となる三盗を決め、昨季ゴールドグラブ賞を獲得した捕手モレノの悪送球を誘って足で1点を返した。

 第3打席は1―4の1死三塁の好機。2ボールから右腕ファットのチェンジアップを捉えると、打球速度102.6マイル(約165.1キロ)の痛烈な打球が一、二塁間を破り、三塁走者を迎え入れた。さらに次打者フリーマンの打席でこの試合2個目の盗塁となる二盗に成功。今季13個目の盗塁でメジャー通算99盗塁とし、青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手ではイチロー(509盗塁)、松井稼頭央(102盗塁)に次ぐ日本選手歴代3位の盗塁数となった。盗塁成功率は依然として100%をキープしている。そして4番スミスの適時二塁打をおぜん立てし、3得点に絡む活躍を見せた。

 大谷は開幕直後の得点圏は19打数1安打で打率.053に低迷も、その後の得点機では19日のレッズ戦のサヨナラ打も含めこれで32打数12安打の打率.375と勝負強さを見せている。

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