阪神・近本 球宴外野手部門1位に応えた5戦ぶりの御礼マルチ! 指定席「1番」で復調ムード

2024年05月22日 05:15

野球

阪神・近本 球宴外野手部門1位に応えた5戦ぶりの御礼マルチ! 指定席「1番」で復調ムード
<広・神>3回、安打を放つ近本(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-6広島 ( 2024年5月21日    マツダ )】 清き一票への御礼を鮮烈な2安打で示した。「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日エスコンフィールド北海道、24日神宮)のファン投票の第1回中間発表があり、外野手部門1位に入った阪神・近本はセ・リーグ最多の2万4696票を獲得。バットでファンの思いに応えた。
 「無死で6点差。つなぐというのもそうですけど、とにかく、ヒットを打つことが一番大事かなとは思っていた。アウトになるよりもヒット、と」

 ビハインドを背負っても、近本の集中力は不変だ。0―6の8回無死一、二塁。内野安打と敵失で得た反撃機で、床田からこの日2本目となる右前打。カウント1―0から外寄りのカットボールを引っ張り、満塁へと好機拡大。中野の適時打、森下の左犠飛へとつなげ、コイの左腕エースを降板に追い込んだ。

 「前回やったことで打てるわけでもないし、アイツ(床田)はアイツなりに対策していると思う。僕も変えないといけない。逆に変えないことがいい時もある。今日は今日で、結果的にはヒットになったので良かった」

 初回先頭では四球を選び、3回の第2打席でもカウント2―2から外角低めのカットボールを逆らわずに左前へ。16日中日戦で3打数無安打、続く17~19日のヤクルト3連戦でも計12打数1安打と沈黙していた背番号5が、15日中日戦以来5試合ぶりの複数安打。19日から指定席の「1番」に戻ったことで、確かな復調気配も漂う。

 「(球宴は)去年出られなかったんですけど、今年出られるなら、しっかり楽しんでいけたらいいなと思う」

 昨年は12球団最多得票で選出されながら、7月2日巨人戦で右肋骨を骨折した影響で欠場。負傷や故障さえなければ、球宴出場はほぼ間違いない存在と言っていい。だが、出るだけでは満足できない。セ・パの猛者と過ごす刺激たっぷりの時間を心待ちに、近本はきょうも快音を響かせる。(八木 勇磨)

 《才木と岩崎も部門1位》
 ○…阪神勢では近本に加え、先発投手部門の才木と中継ぎ投手部門の岩崎も球宴ファン投票の中間発表で1位となった。8532票を集めた才木は、ここまで防御率1・76、リーグトップタイの5勝。自身初の球宴出場に向け、2位・菅野(巨人)に約2900票差をつけた。他球団では、日本ハム勢が12球団最多の6部門でトップに立ち、外野手2位の万波を含めて7人がランクインした。ファン投票は6月23日まで行われる。

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