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楽天 交流戦Vお預けの痛恨連敗…古謝6回9安打4失点「100球前後の時に、まだ体力がなかった」

2024年06月16日 05:30

野球

楽天 交流戦Vお預けの痛恨連敗…古謝6回9安打4失点「100球前後の時に、まだ体力がなかった」
<楽・広>ベンチの今江監督(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【交流戦   楽天3-4広島 ( 2024年6月15日    楽天モバイル )】 本拠地に今季最多2万6153人を集めた一戦で、痛恨の連敗を喫した。球団創設20周年での交流戦初優勝を目前に楽天は、前夜に続き1点差の惜敗。今江監督は「なんとか粘りは見せたんですけど、最後追いつけなかった」と肩を落とした。
 先発の古謝が2回に二俣、秋山の連続適時打で2失点。6回に再び2点を失い、6回9安打4失点で2敗目を喫した。ドラフト1位左腕は「100球前後の時に、まだ体力がなかった」と反省した。

 打線は0-4の7回に太田の2点三塁打などで1点差に迫ったが、一歩及ばず。2回1死一、三塁で渡辺佳が投ゴロ併殺打に倒れるなど、序盤の拙攻が響いた。指揮官は「(セ・リーグ)首位の強いチームに序盤で1点でも返しておけばという話」と脱帽した。

 試合前の円陣では小郷が「優勝」という言葉を使ってナインを鼓舞した。だが、今江監督は「うちのチームは意識したところで逆にプレッシャーになって力を出せない」と指摘。改めて一戦必勝の意識の大切さを説いた。

 ナイターで交流戦2位のソフトバンクが阪神に勝ち、12勝5敗で並ばれた。16日の広島戦を終えて勝敗が同じであれば、TQBで優勝の行方が決まる。最終戦は総力戦かとの問いに「もちろんです」と力強く答えた指揮官。絶対に負けられない戦いに挑む。(花里 雄太)

【交流戦優勝の行方】
 交流戦はDeNAが初優勝した昨季に続き、2年連続でTQB(得失点率差)で決着する可能性が出てきた。勝率が並んだ場合は(1)勝利数(2)直接対決の成績(3)TQBの順で順位が決定。楽天とソフトバンクは1試合を残して12勝5敗で並び、きょう16日の最終戦でも勝率、勝利数が再び並ぶ可能性がある。

 パ・リーグ同士で直接対決がないため、優劣をつけるのはTQBとなる。計算式は「(得点÷攻撃イニング)―(失点÷守備イニング)」。最終戦は勝敗とともに得失点が重要になり、現状ではソフトバンクが+・138で、楽天の+・128を上回っている。なお、TQBも並んだ場合は(4)自責点率差(5)チーム打率(6)昨季の交流戦順位で決める。

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